湘南キャンパスで活動するライフセービングクラブの待井ひなた選手(健康学部3年次生)と小久保琴音選手(体育学部4年次生)が、8月20日から9月8日までオーストラリア?ゴールドコーストで開かれた世界選手権大会「Lifesaving World Championships 2024」に日本代表として初出場しました。
両選手は大会に向けて、各自の課題に合わせて独自の練習メニューを作成。7月ごろからは日々の活動である海水浴場での安全パトロールと並行し、平日はキャンパス内のプールなどで特別強化練習に取り組み、週末は日本代表合宿で実際のレースを意識してタイムを測定するなど練習を重ねてきました。世界選手権では、待井選手が出場した10種目の9種目で決勝に進出。4×25mマネキンキャリーで9位、50mマネキンキャリーで11位、100mレスキューメドレーで15位となった個人3種目と、4×50mミックスプールライフセーバーリレーで6位となり、計4種目で日本新記録を樹立しました。小久保選手は6種目中2種目で決勝に進み、4×50m障害リレーとレスキューチューブレスキューで7位に入るなど好成績を収めました。
これまでも日本新記録を更新してきた待井選手は、「私にとって日本新記録更新は、過去の自分を超えるという意味もあります。世界最高峰の大会に出場する海外選手のレベルの高さを体感し、“さらにタイムを縮めたい”と強く思いました」と決意を新たにし、小久保選手は、「初めての世界選手権は、緊張と焦りもあり思うように結果を伸ばせませんでしたが、たくさんの経験を積むことができました」と語りました。また、日本代表チームとしては総合6位となり両選手は、「目標の総合5位にはあと一歩届かなかったので、2年後の世界選手権でのリベンジに貢献したい。今後も国際大会に出場して経験を積み、世界のトップレベルで戦える選手になりたい」と話していました。
なお、同大会には、卒業生でライフセービングクラブのヘッドコーチを務める西山俊選手(政治経済学部2010年度卒?湯河原LSC)も日本代表として出場。SERC競技の日本初優勝に貢献したほか、50mマネキンキャリーなど3種目で日本新記録をマークしました。西山選手は、「日ごろ、ヘッドコーチとして学生に指導をしながら、東海大の施設で一緒にトレーニングをさせてもらっていることで力をつけられています。30代後半になってもまだ自己ベストを更新できたことはこれからの自信につながりました。今後も選手として最前線で戦い、次世代の壁や憧れであり続けられるようになりたいです」と話しました。