科学技術振興機構 「研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム」|平成23年度(2011年度)

「研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム」(A-STEP)は独立行政法人科学技術振興機構(JST)による支援事業で、大学などの公的研究機関で生まれた研究成果を基にした、実用化を目指すための幅広い研究開発フェーズを対象とした技術移転支援制度です。

事業の概要

大学などの公的研究機関で生まれた研究成果の中から、技術移転の可能性を探索するフェーズや、シーズ候補を企業の視点から掘り起こして、シーズとしての可能性を検証して顕在化させるといった実用化に向けたフェーズの初期段階から、実用性を検証する中期のフェーズ、ベンチャー起業による実用化をめざすフェーズ、製品化に向けた実証試験を行うために企業主体で開発に取り組む後期のフェーズまで、それぞれの研究開発フェーズの特性に応じた複数の支援タイプがあり、本格的に研究開発を推進する大学発シーズを発掘するフィージビリティスタディと柔軟で切れ目ない支援による技術移転を行う本格研究開発の2ステージから構成されています。(JST資料より)

bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の採択事業

bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の研究テーマは、フィージビリティスタディの「探索タイプ」に5件、「シーズ顕在化タイプ」に2件が採択されました。

「探索タイプ」について

「探索タイプ」は、研究者と実用化を支援するコーディネータが対話を通して研究シーズの中から技術移転の可能性を探索し、実用化に向けた研究開発を支援すると共に、コーディネート活動を促進することを目的とした支援制度です。全体では4,692件の応募があり、1,181件が採択されました。本学では、プロジェクトマネージャーが中心となり、学内のシーズ発掘、申請書の作成を行っています。2012年3月末までの期間で研究に取り組み、事業終了後も研究者とコーディネータが連携し、他の実用化支援制度への展開、展示会等への参加、共同研究の推進等の活動に発展することが期待されています。

「探索タイプ」 bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户採択課題一覧(順不同)

  • 多波長光源を用いた屈折率測定装置の開発と高精度化
    喜多理王 准教授(理学部物理学科)
  • カーボンナノチューブ/フッ素樹脂複合膜を用いた燃料電池用セパレータの防食技術
    庄善之 教授(工学部電気電子工学科)
  • 振動周波数調整機構を有する万能型制振装置の開発
    島崎洋治 教授(工学部土木工学科)
  • 小型流体軸受スピンドルにおける角度弾性係数?角度減衰係数評価法の開発
    落合成行 准教授(工学部機械工学科)
  • 独自トランスジェニックマウス作製技術の効率改善と、組織特異的遺伝子発現系への応用
    大塚正人 講師(医学部基礎医学系)

平成23年度「探索タイプ」採択課題一覧

「シーズ顕在化タイプ」について

「シーズ顕在化タイプ」は、産業界の視点から見出された大学?公的研究機関などの研究シーズに対し、その実現可能性を産学共同で検証する挑戦的な取り組みを支援することを目的とした支援制度です。全体では697件の申請があり、119件が採択されました。本学の研究課題は、研究シーズの実用化を目指したものであり、事業終了後も、共同研究による研究の促進、将来的には研究成果の実用化が期待されています。

「シーズ顕在化タイプ」 bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户採択課題一覧(順不同)

  • 極小ビアホール加工用アジマス偏光ピュアパルスCO2レーザー発振器の実用化
    遠藤雅守 准教授(理学部物理学科)
    渋谷工業株式会社
  • 広帯域高周波電磁界照射法による体内インプラント発熱評価システムの開発
    黒田輝 教授(情報理工学部情報科学科)
    BioView株式会社

平成23年度「シーズ顕在化タイプ」採択課題一覧