湘南キャンパスの体操競技部が昨年12月15日に、平塚市体操協会が主催する「平塚体操みらい塾」の運営に協力しました。今回の取り組みは神奈川県体操協会の後援、一般社団法人飯田エレクトロニクス協会の協賛のもと、神奈川県内の高校で体操競技に励む生徒を対象に、競技の魅力や基礎知識を伝えると共に、競技力向上につなげてもらおうと昨年度から開いているものです。湘南キャンパスで行われた当日は、12名の高校生が参加。体操競技部の小河原慶太部長(体育学部教授)、植村隆志副部長(同准教授)、小西康仁男子監督(スポーツプロモーションセンター講師)、西葉月女子監督(同)が指導にあたりました。
当日の午前中は、初めに植村副部長が体操競技の成り立ちや2025年度から改訂されるルール規則のポイントをはじめとする基礎知識について講義。続いて小西監督が目標設定シートの作成方法などを紹介しました。午後からは体操体育館に会場を移し、同部の卒業生でハッピーライフ株式会社の清水佑将代表取締役(体育学部1999年度卒)がウォーミングアップの仕方をレクチャー。その後は参加者が男女に分かれ、小西監督と西監督が平行棒や鉄棒など各種目の基本動作や練習方法を指導したほか、指導者に向けて日ごろの練習メニューの組み立て方などアドバイスしました。閉会式で小河原部長から修了証を手渡された参加者たちは、「普段の練習では難易度の高い技に挑戦してばかりいたので、基本を見つめ直すいい機会になりました」「講義で教えてもらった知識や技のコツなどを知れて楽しかったです。先生方の教え方もとてもわかりやすかった」と笑顔を見せました。
小西監督は、「昨年度は男子選手だけでしたが今年度は多くの女子選手も参加し、体操競技を始めて7カ月の初心者から経験者まで、幅広い選手たちが参加してくれました。大学の体操専用施設を活用して、存分に練習に取り組んでくれてよかった」と話し、小河原部長は、「今回学んだことを継続して練習に取り組み、技術力を身に着けて競技を長く続けていってほしい」と語っていました。