2025年3月2日(日)、西表島の沖縄地域研究センター浦内施設で「2024年度サイエンスセミナー」を開催しました。この度のセミナーは「沖縄地域研究センターではどんな研究をやっているの?」をテーマに、日頃、お世話になっている島民の皆様に当該施設の調査研究活動を知っていただくことを念頭に実施しました。
セミナーの冒頭では、人間環境学科?静岡キャンパス長 内田晴久教授が、沖縄地域研究センターのこれまでと今後の展望について紹介がありました。続く基調講演では、海洋学部 海洋理工学科 山田吉彦教授が近年の石垣市周辺の海洋調査で得られた成果を基に尖閣諸島周辺海域の環境を保全することの意義について解説。




プロジェクト研究の各論となる5件の成果報告では、① 海洋学部 海洋理工学科 馬塲久紀准教授が「西表沿岸地域における海底地形と古環境」をテーマに、西表島沿岸域のドローン撮影で得られた研究結果を紹介。② 同学部 海洋生物学科 廣瀬慎美子准教授が「西表島の礁池(イノー)と港のマイクロプラスチックの現状」として、学生と行ったマイクロプラスチック研究について研究の苦労話を交えて紹介。③ 同学部 海洋生物学科 野原健司教授は「DNAを調べてわかる生き物の多様性と固有性」と題し、ウミショウブやショキタテナガエビを例に遺伝的な観点からの西表島の生き物の多様性と固有性について紹介。そして、④ 同学部 水産学科 中村雅子准教授が「網取湾でのサンゴ研究」をテーマに、網取湾での近年のサンゴ研究の現状について紹介しました。続いて、⑤ 防災科学技術研究所 村上智一主任研究員(ORRC研究員)が「網取湾における水深40mまでの造礁サンゴの分布」と題し、網取湾の水深ごとのサンゴ分布と、サンゴの大規模白化現象について解説しました。




最後に、人文学部人文学科?沖縄地域研究センター所長 斉藤雅樹教授が、総合討論の司会を務め、西表島において研究ができることの素晴らしさについて聴講された皆様に対し感謝を伝えセミナーの総括としました。
