「海の森プロジェクト」が海藻の養殖に取り組んでいます

清水キャンパスを拠点に活 動しているユニークプロジェクトの「海の森プロジェクト」が、12月22日から今年度の活動を開始しました。本プロジェクトは由比漁業協同組合の協力を得 ながら昆布やワカメを養殖し、その二酸化炭素吸収量を計測して地球温暖化対策としての効果を調べるとともに、海藻類の活用法を研究して地域に貢献すること を目指して2012年度から活動している団体です。

22日には、由比漁業協同組合に加盟している漁師の指導を受けながら、養殖用の縄に昆 布とワカメの種苗を結びつける作業を実施。漁師の手を借りて養殖場に垂らす作業を行いました。2月9日には収穫し、ワカメは袋詰めして同日に漁港で開催さ れる「浜の市」で販売するとともに、ワカメ入りの味噌汁を作って来場者に提供。昆布は乾燥させた後に佃煮やジャムなどに加工し、昆布を使った新たな料理の 開発などに生かす予定です。

メンバーの杉本朋美さん(水産学科生物生産学専攻3年次生)は、「漁師の方々に親切に指導していただき、海の 上で活動する際の注意事項や地元でとれる海藻や魚類の知識など学んでいます。昨年度はすべてが手探りだったため、収穫した海藻を販売することしかできませ んでした。今年度は新しいレシピの開発などを通して、お世話になっている地域の方々に恩返しをしていきたい」と話しています。