環 境キャラバン隊が9月2日~8日、北海道夕張郡栗山町の栗山小学校、継立小学校、角田小学校で夏季キャラバンを行いました。本プロジェクトは昨年度も北海 道で夏季キャラバンを行っており、その活動が対象児童にどのように影響し、私生活に活かされているか確認することを目的として開催しました。
今 回は体験授業として、児童に自転車を実際にこいでもらい扇風機を回してもらう自転車発電。環境問題に関する神経衰弱。環境についての○×クイズや、本プロ ジェクトが実際に使用しているバス「天ちゃん号」が天ぷら油とBDF(バイオディーゼル燃料)で走っていることを説明し、乗車体験を行いました。また、昨 年から行っているエコやこれからしたいエコを「ぼくの!わたしの!エコ宣言」という題名でまとめ、エコレンジャーとして登場し、振り返りを行いました。
児 童らにこれまでに行なった事のあるエコ行動について聞くと”電気をこまめに消す””エアコンをあまり使わない”といった節電や節水に関するものが多く、こ れからやってみたいエコについて質問すると、”食べ残しをしない”といった声が上がりました。イベント後に行ったアンケートでは「環境について勉強になっ たし、楽しく学ぶことができた、もっとエコしようと思った。ただ、言葉ではなく絵や写真を使ってほしい」などの感想が寄せられました。
小 倉有貴さん(教養学部人間環境学科自然環境課程1年次生)は「今回の夏季キャラバンでは、小学生一人ひとりに環境教室を楽しんでもらえたと感じました。し かし反省点として、準備にメンバーの集まりが悪く作業が進まず、前日ギリギリまで作業をしている状況だったので、出欠の確認を徹底すること、夏季休暇の活 動計画をたてることを徹底して行きたいと思います。また、授業の内容では小学5年生のレベルを基準にしたものだったため、低学年には難しい内容になってし まった。事前準備として小学校理科の授業進度を確認し、学年それぞれの知識力にあった問題を出題したい」と語っています。