bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户創造科学技術研究機構では、「第6回bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户テニュアトラック制度シンポジウム photonic Nano-Materials-from Preparation to Application-」を2月23日に湘南キャンパスで開催しました。本シンポジウムは2010年度にスタートした本学のテニュアトラック制度(※)の実施状況を報告し、今後のあり方を考える機会として毎年1回開いているものです。当日は招待講演と本制度のもとで採用されている教員による研究発表などを行い、国立研究開発法人科学技術振興機構のスタッフや本学の教職員、学生など約60名が参加しました。
開催にあたって、吉田一也副学長(研究担当)が、「参加した多くの皆さまから意見をちょうだいして、テニュアトラック教員の研究がさらに前進し、本学の研究全体の活性化につながることを期待しています」とあいさつ。続いて、本機構の山口滋機構長が、本学におけるテニュアトラック制度の歩みとこれまでの成果を紹介し、「今年度から40歳以下の研究者の採用にあたってはほぼ全学でこの制度が用いられることになった」と報告しました。
その後、イギリス?アストン大学のアレックス?ロジン教授と大阪大学の伊藤剛仁准教授による専門分野の招待講演や、5名のテニュアトラック教員による進捗状況報告を実施。教員の報告では、それぞれが現在取り組んでいる研究の概要や最近の成果、今後の展望などを説明しました。また、本制度を経て専任教員となった岡村陽介准教授(工学部応用化学科)と紙谷聡英准教授(医学部医学科)が、自身の研究概要や若手研究者を指導するメンター教員の役割について講演しました。最後にあいさつに立った木村穣副機構長は、「多彩な研究分野について活発なプレゼンテーションが行われ、充実した催しとなりました。これまで本制度のもとで採用された10名の先生方はいずれも精力的で、他の教員にも大きな刺激を与えてくれています。今後も立派な研究が数多く生み出され、グローバルに発信できるような環境をつくっていきたい」と語りました。
※テニュアトラック制度
「公正で透明性の高い選考により採択された若手研究者が、審査を経てより安定的な職を得る前に、任期付きの雇用形態で自立した研究者としての経験を積むことができる仕組み(文部科学省資料より抜粋)」を指します。本学では、文部科学省が公募した平成22年度科学技術振興調整費(現?科学技術人材育成費補助金)「若手研究者の自立的研究環境整備促進」プログラムの採択(5年間)を受けた本学の提案「国際的研究者を育て得るメンター研究者育成」にもとづいて、本制度を導入。実施組織として創造科学技術研究機構を立ち上げて国際的若手人材の育成を推進し、その後平成24年度よりテユアトラック普及定着事業の採択を受け、これまで10名のテニュアトラック教員を採用し、2016年度まで(予定含む)にうち6名が本学の専任教員となっています。
【第6回bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户テニュアトラック制度シンポジウム プログラム】
開会の辞 吉田一也副学長(研究担当)
プログラム経過説明 山口 滋機構長(創造科学技術研究機構)
◇招待講演1
Dr. Alex Rozhin, Associate professor
「Carbon Nanotubes for Optical Fiber Devices: Mode-Lockers for Fiber Lasers and Fiber Gas Sensors」
◇テニュアトラック教員による進捗状況報告
セルゲイ?クリニッチ(理工学)
「Preparation of Inorgainc Nanomaterials via Laser Ablation in Liquid Phase」
呂 國偉(理工学)
「Advanced Optical Modulation Format and its All-optical Signal Processing」
飯島 崇利(医学部門)
「神経細胞の分化と可塑性を支配する遺伝子発現制御機構」
細田 徹(医学部門)
「長期に凍結保存された心臓組織からの幹細胞調整と、心不全患者治療への応用」
加藤 明(医学部門)
「眼で診る脳-Read-outとしての眼球運動-」
◇bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户におけるテニュア獲得過程及び獲得後の状況
岡村陽介准教授(工学部応用化学科)
「テニュアトラック期間を振り返って」
紙谷聡英准教授(医学部医学科)
「テニュアトラックシステムにおける国際的メンターの育成について」
◇招待講演2
伊藤剛仁准教授(大阪大学大学院工学研究科)
「プラズマによるナノ粒子合成と先進レーザープラズマ計測」
閉会の辞
木村 穣副機構長(創造科学技術研究機構)