学生有志が外務省推進の「KAKEHASHI Project」に参加しました

湘南、高輪、札幌の各キャンパスから選ばれた学生が2月22日から3月1日まで、アメリカで日本の文化や歴史など日本の魅力を発信する「KAKEHASHI Project」に参加しました。この取り組みは、日本の魅力等を積極的に発信することで、国際社会における対日イメージの向上や日本への持続的な関心の増進に寄与することを目的に外務省が推進している「対日理解促進交流プログラム」のうち、北米地域を対象にしたプログラムとして行われているもので、23人が参加しました。

学生たちは昨年12月から事前勉強会を実施。学内の専門家からアメリカ文化や政治制度などの講義を受ける一方、日本のおもてなし文化や新幹線技術、核廃絶取り組みなどについて発表資料をまとめました。滞在中は、デトロイトの高校や大学でプレゼンテーションを行ったほか、スポーツイベントの運営ボランティアにも挑戦。軽食の販売を行ったり、来場した子ども向けに折り紙教室を開いたりしながら、市民と交流しました。また日本領事館で領事から激励を受け、フォード博物館やホロコースト博物館を見学し、アメリカの歴史についても学びました。最終日には、再び日本領事館を訪れ、アメリカで対日理解を深めるための方策をテーマに発表。滞在中の経験を踏まえ、現地の文化や習慣を理解した上で情報を発信する必要があることなどを訴えました。

学生リーダーを務めた瀬古龍司さん(教養学部国際学科3年次生)は、「最初は英語での発信の難しさを感じましたが、皆で修正点を話し合い、改善を重ねていくことで最後は満足のいく発表ができました。この成果を積極的に発信していきたい」とコメント。副リーダーの佐久間大介さん(同)は、「プレゼンテーションをまとめていく過程で、メンバーが自主的に意見を言える環境ができ最後は大きな達成感を味わえました。ものをつくり上げるプロセスの面白さを実感したプログラムでした」と語っています。また海田和果さん(文学部広報メディア学科2年次生)は、「寝食をともにしながらプログラムに取り組む中で、自分の特徴を再発見し、海外で日本がどのように見られているのかを知るよい機会でした」と成果を話しています。さらに住田珠子さん(政治経済学部経済学科2年次生)は、「現地の人たちとの交流を通じて、これまで気がついていなかった日本の特徴を発見し、勇気を持って笑顔で話せば相手も好感を持ってもらえること、アメリカについて表面的にしか理解していなかったことなど多くの発見がありました」と語りました。

学生たちは帰国後、研修の成果を踏まえた今後のアクションプランを作成。高校生や在学生向けの報告会や日本文化紹介イベントの開催、アニメの舞台となった地を中心に「東京」以外の都市を紹介するツアーの実施などの企画を立案し、実施に向けた準備を進めています。

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