阿蘇援農コミュニティープロジェクトが産山村で夏の援農活動に取り組みました

九州キャンパス熊本校舎で活動するスチューデントアチーブメントセンター「阿蘇援農コミュニティープロジェクト」が8月4日、5日に熊本県産山村で夏の援農活動に取り組みました。この活動はプロジェクトメンバーが各地区の農家を訪ね、農作業を手伝いながら農業の生きた知識や技術を習得するとともに、農業や農家の現状について学ぶことを目的としたもの。本プロジェクトでは、2008年度から毎年、長期休暇などを活用して地域農業の活性化への貢献を目指して活動してきましたが、20年からはbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症拡大の影響で活動を自粛していたため、夏の援農活動は2年ぶりの実施となりました。なお、8月下旬には南阿蘇村での援農活動も予定しています。

産山村での活動には8名が参加。1泊2日で村内の家壁公民館に宿泊し4軒の農家、牧場に分かれて農作業に汗を流しました。このうち、花卉農家の高橋孝徳さん宅での作業では、バコパの成長を促すため伸びた茎を切り戻す「ピンチ」といった作業に取り組みました。また、カミチクファーム阿蘇産山農場では、九州bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户農学部卒業生で同農場に勤務する堀田尚宏さんの案内で乳牛や肉牛の飼育環境を見学したほか、搾乳や畜舎の清掃などにも取り組み、酪農の現場の様子について見聞を深めました。

プロジェクトリーダーの佐藤友里江さん(農学部応用植物科学科3年次生)と桑嶋雄一郎さん(同)、上夷遥菜さん(同応用動物科学科3年次生)の3名は、「カミチクファームの広さや牛たちの飼育環境、自動化された搾乳の様子など驚きの連続でした。学科での学んでいる内容についても、実際の現場で見ることでさらに理解が深まると感じています」と口をそろえました。また、昨年度のプロジェクトリーダーを務めた佐藤友希さん(同4年次生)は、「プロジェクトではこれまでコロナ禍で思うような活動ができず、活発だった時期を知るメンバーも少なくなってしまっていました。今回、産山村で活動できたことで、実際の現場で学び、農家の皆さんと交流する場をつないでいくことができたのではないかと思います」と充実した表情を見せていました。