bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户では1月10日に高輪キャンパスで、第3回グローカル?モニタリングに関する国際ワークショップを開催しました。このワークショップは、平成28年度に文部科学省の私立大学研究ブランディング事業に選定された本学のプロジェクト「災害?環境変動監視を目的としたグローカル?モニタリング?システムの構築による安全?安心な社会への貢献」による取り組みの一環です。本プロジェクトでは、衛星によるグローバルなモニタリングと地域の人々がSNSで発信する情報を収集するローカルなモニタリングを結び付けた「グローカル?モニタリング」を災害監視に役立てることを目的に活動しており、当日は企業の担当者や研究者、学生ら約80名が参加しました。
開催にあたって山田清志学長と文部科学省高等教育局私学助成課長の井上睦子氏があいさつ。第1部では情報理工学部の長幸平教授と内田理教授が、「グローカル?モニタリング?システム」研究の目的や取り組みの成果を報告しました。長教授らは、観測衛星から取得した災害前後の地形画像を合成し、被災地の概況を判読するシステムの研究や、Twitterに自動的に位置情報などを付与して投稿できるDITSと結果を地図上にプロットするDIMSに関するシステムについて解説。さらに、中国科学院リモートセンシング研究所やフィリピン大学と国際ワークショップを開くなど力を入れてきた国際連携についても説明しました。その後、国内の連携機関である国土地理院の前田比呂明氏は、SNS上にアップされた被災地の画像をもとに洪水時の浸水範囲と浸水深を地図上に表示した「浸水想定図」の取り組みと活用事例を紹介。また、(株)パスコの佐藤俊明氏は復興によって日々変化している東日本大震災被災地の正確な定点撮影を可能にするタブレット端末の特徴や開発の経過、今後の展望について語りました。
第2部と第3部では、海外の研究者5名とbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の石井直明教授(健康学部健康マネジメント学科)が登壇。コロラド鉱山大学のクリス?エルヴィッジ博士は人工衛星から取得した夜間の可視画像を使って、光を発している場所や明るさを即時的かつ時系列で抽出?解析する技術の応用事例を紹介。シュトゥットガルト大学のウーベ?ソーゲル教授は合成開口レーダ(SAR)を使って地面の移動や沈降をモニタリングする手法について解説し、中国科学院のフス?リート教授は、気象衛星ひまわりのデータを使ったエアロゾル観測などに関する研究を紹介。石井教授は、グローカル?モニタリング技術の健康管理への応用の可能性を示す取り組みとして、IT技術を使って健康情報を管理する研究を紹介しました。
本プロジェクトの研究代表者を務める長教授は、「これまでの取り組みを通じて、地方自治体とのローカルな連携はもちろん、海外の研究機関とのグローバルな連携も積極的に展開するなど大きな成果を収めています。この成果を収められたのは、各連携機関の研究者との強固な信頼関係を築けたからこそだと考えています。文部科学省からの助成期間は今年度で終了しますが、本学としては来年度も引き続きプロジェクトを展開し、より幅広いネットワークを構築していきたい」と話しています。
【登壇者】
セッション1
「グローカルモニタリングプロジェクトの進展」 長幸平教授(情報技術センター所長、情報理工学部情報科学科)
「災害時の情報共有においてSNSが果たす役割と重要性」 内田理教授(情報技術センター、情報理工学部情報科学科)
「水害発生時のSNS情報から推定した浸水範囲と浸水深の地図化」 前田比呂明氏(国土地理院応用地理部地理調査課課長)
「被災地域の調査を目的としたタイムシフトモニターの開発」 佐藤俊明氏(株式会社パスコ経営戦略本部総合研究所所長、東京工業大学環境社会理工学院特任准教授)
セッション2
「Near real time update and distribution of VIIRS temporal profiles of surfacelighting: preliminary testing」 クリス?エルヴィッジ博士(コロラド鉱山大学地球観測グループ代表)
「Multi-temporal and Muiti-Level Monitoring of Land Deformation and Infrastructures」 ファン?ツァイ教授(台湾中央大学宇宙リモートセンシング研究所所長)
「Progress, challenges and opportunities for multiperspective observation platforms and approaches for resource and environmental monitoring」 エンリコ?パリンジット教授(フィリピン大学、科学技術省フィリピン産業?エネルギー?萌芽技術評議会議長)
セッション3
「Monitoring on regional and local scale by Radar Remote Sensing」 ウヴェ?ソルゲル教授(シュトゥッツガルト大学写真測量研究所所長)
「Monitoring aerosol optical property and surface solar radiation in east Asia using Himawari-8 satellite measurement」 フス?リート教授(中国科学院リモートセンシング&ディジタルアース研究所)
「IT技術を活用した種々の健康データの統合管理と健康推進の取り組み」 石井直明教授(健康学部健康マネジメント学科)