静岡キャンパスでは10月21日に海洋学部と静岡市との連携事業である「渚の植物観察会」を開催しました。富士山世界文化遺産の構成資産である三保松原で見られる海浜植物について学ぶイベントとして、静岡市環境共生課が主催したもので、小学生と保護者5組15名が参加しました。
当日は、海洋理工学科海洋理工学専攻の竹内真一教授と研究室の学生6名、水棲環境研究会の学生5名が講師を務めました。はじめに、子どもと保護者に分かれ海浜植物や三保の植物について講義をしました。子ども向けには、学生たちが分かりやすく海浜植物について説明。クイズや、学生手作りの海浜植物カードで神経衰弱を行いゲーム感覚で楽しく海浜植物について学んでいました。保護者向けには、竹内教授が、海浜植物の特徴と認知度向上の取り組みについて説明しました。その後は、海岸に移動し実際に生息している海浜植物の観察を行い、日ごろ見過ごしがちな海の植物について知ってもらい、海岸の環境を守ることの大切さを伝えました。?
この企画を運営した環境社会学科4年次の小松優希さんは「小学生と保護者の皆さんが海浜植物に興味を持つきっかけを作ることができ大変嬉しく思います。これからも海浜植物の役割や重要性を多くの方に伝えていきたいです」と話していました。