12月16日に、秦野市立大根公民館で留学生との交流企画「Let`s make original onigiri」を開催しました。この企画は、湘南キャンパスで活動するチャレンジプロジェクト「Tokai International Communication Club(TICC)」と教養学部芸術学科デザイン学課程3年次生の御領園結花さんが共同で主催しました。TICCは、異文化理解や学習支援、国際交流につながる多彩な活動を展開し、多文化共生社会の実現を目指しています。
このイベントは、TICCのアドバイザーである田口香奈恵准教授(語学教育センター)の紹介により、授業の一環で参加した御領園さんの提案とTICCが掲げる目標が合致したことから共催に至りました。開催前に留学生との会議で「食を通した交流企画で日本人と文化交流をしたい」とのアイデアがあり、最終的に“多くの人とおにぎりを握り、食する”という食を通した異文化交流の企画が生まれました。
当日は、TICCメンバー3名と御領園さんやその友人5名、留学生7名が参加。グループに分かれて、留学生が持ち寄ったさまざまな具材でおにぎりを作り、完成品を発表しながら互いの食文化を紹介しました。参加した留学生は、「メンバーのおかげでおにぎりをおいしく握れました」「楽しみながら、とてもおいしいおにぎりを食べられました」と話していました。
TICCの高橋孝太朗さん(教養学部4年次生)は、「さまざまな言語で“おいしい”と言い合ったり、参加者とお互いの食文化を紹介しあったりと楽しい時間を過ごせました。衛生面への配慮や施設の利用方法などにも気を配って活動できて、今後に向けた貴重な経験になりました」と振り返りました。御領園さんは「自分の持っているものを持ち寄り、共に新しいものを創り出すことで文化を超えた対話を生むことができました。一緒に作り、一緒に食べるという活動を通じて、その場限りで終わらない関係をつくるきっかけとなりました」と話していました。