品川キャンパスで活動する硬式テニス部の学生が6月10日に、港区?高輪子ども中高生プラザ(TAP)で開催された交流イベントをサポートしました。このイベントは、サッカー元U22日本代表で現在は台湾のサッカーリーグで活躍する一柳夢吾選手ら、日本と台湾との交流促進活動に取り組む団体「PR?JECT ONE」が主催したもの。学生たちは慶應義塾大学、上智大学の学生らと協力して、サッカー交流会や台湾料理の調理実習?試食などを通して参加した約30名の小中高生と交流を深めました。
当日は、硬式テニス部のメンバー7名が参加。元Jリーガーの舩津徹也さんと海外のクラブなどでコーチを務める陳彦夫さんによる交流会では、部長の岡澤康星さん(情報通信学4年次生)が加わり、子どもたちと一緒にサッカーやドッジボール、バレーボールを楽しみました。岡澤さんは、「運動に慣れている子どもたちが多くて動きについていくのが大変でした。舩津さんや陳さんのようなプロの方と活動して、相手に応じて細かに配慮する様子がわかり、とても勉強になりました。今後は地域の子どもたちを対象に開催しているテニス教室などで、この経験を生かしたい」と話しました。
また、「PR?JECT ONE」関係者である台湾の方々の指導による台湾料理「ルーローハン」の調理と試食会実施もサポート。谷口理子さん(同3年次生)は、「1年次生のときに中国語を選択しており、台湾に行ってみたかったのですがコロナ禍でかないませんでした。今日は初めて中国語が通じたのでうれしかったです。地域の方たちや他大の学生とも交流できて貴重な経験でした」と振り返りました。また大熊孝太郎さん(同)は、「他大の台湾人留学生と話して、ものの見方や価値観は共通するものが多いと実感し、大いに刺激を受けました」と話しました。中野志保さん(同)は、「調理実習では自分が小学生のときに参加した子ども会で大学生にいろいろなことを教えてもらったことを思い出しました。今度は自分が子どもたちに教える立場になり、いい経験になりました」と振り返りました。顧問の佐藤弘幸准教授(情報通信学部)は、「学生たちにはボランティアを通して“何かをしてあげる”という発想だけではなく、自分たちの成長につながる学びを得てほしい」と話しました。