全日本大学駅伝

監督挨拶

箱根駅伝予選会の悔しさを胸に「チームの意地を見せる」
陸上競技部駅伝チーム 両角速駅伝監督(スポーツプロモーションセンター教授)

10月19日の箱根駅伝予選会は総合14位で本戦出場を逃す悔しい結果になりました。

6月の全日本大学駅伝選考会では、前回の箱根駅伝のシード権を獲得している早稲田大学や東洋大学に先着し、総合トップで出場権を獲得しました。チームにとって自信につながる結果を残せたので、「箱根駅伝予選会もトップ通過」を目指そうと士気を上げて夏合宿に臨みました。しかし、チーム全体のレベルをさらに引き上げようと練習強度を上げたことに加え、選手たちにトップ通過へのプレッシャーがかかってしまい、多くの故障者が出てしまいました。主力選手が徐々に練習に参加できなくなっていったことで、一人ひとりへの重圧が日々大きくなり、最終的には全日本大学駅伝選考会に出場した8人中5人が欠場する結果になってしまいました。さまざまなメディアでは、ゴール手前で棄権となったロホマン?シュモン(体育学部3年次生)の姿が大きく取り上げていましたが、彼は重度の熱中症の中で、何度倒れても立ち上がり、膝から下が血だらけになりながらも懸命にゴールを目指しました。レース直前での練習で調子がよかったので、少し入れ込みすぎた部分があったのかもしれませんが、それも箱根出場を果たそうと考えたからこその姿でした。チーム監督として敗因をしっかりと見極めて分析し、今後のよりよいチームづくりに生かさなければならないと痛感しています。

全日本大学駅伝は、箱根駅伝予選会から約2週間しか合間のない難しいレースになります。

箱根駅伝予選会は高い気温の中で行われたので、全日本までに選手の疲労や足へのダメージが完全に回復することはないと思います。前回の箱根駅伝でシード権を獲得した大学も出場するので、厳しいレースになるかもしれません。総合8位以内に与えられるシード権獲得を目指しますが、選手たちに大きなプレッシャーはかけられません。まずは原点に帰り、「しっかりとタスキをつなぎ、来年度につながるレースにしよう」と伝えています。ここまで日ごろからご声援、ご支援いただいている皆さまにはよいご報告ができず、大変申し訳なく感じている限りです。全日本大学駅伝では少しでも皆さんのご期待に応える結果が残せるよう、予選会の悔しさを胸にチームの意地を見せられるよう挑みます。

選 手 紹 介

?学部学年 ②出身高校 ③5000m自己ベスト記録 ④1万m自己ベスト記録 ⑤ハーフマラソン自己ベスト記録

五十嵐喬信 選手

①体育学部4年次生
②水戸工業高校(茨城県)
③13:54.53
④28:44.38
⑤1:05:19

梶谷優斗 選手

①体育学部4年
②滋賀学園高校
③13:45.56
④28:27.77
⑤1:03:18

越陽汰 選手

①体育学部4年次生
②佐久長聖高校(長野県)
③13:53.77
④28:48.37
⑤1:03:38

水野龍志 選手

①体育学部4年次生
②小林高校(宮崎県)
③13:56.24
④28:48.28
⑤1:04:06

草刈恭弓 選手

①体育学部3年次生
②付属相模高校(神奈川県)
③13:55.29
④29:41.55
⑤1:05:24

竹割真 選手

①文化社会学部3年次生
②九州学院高校(熊本県)
③14:09.65
④28:50.39
⑤1:03:34

中井陸人 選手

①文学部3年次生
②倉敷高校(岡山県)
③14:19.38
④30:10.16
⑤1:04:17

花岡寿哉 選手

①情報理工学部3年次生
②上田西高校(長野県)
③13:28.18
④28:08.26
⑤1:03:23


可児悠貴 選手

①体育学部2年次生
②付属相模高校
③14:20.54
④32:02.20
⑤1:05:04

南坂柚汰 選手

①体育学部2年次生
②倉敷高校(岡山県)
③13:54.90
④29:08.31
⑤1:03:15


佐野鈴太 選手

①体育学部1年次生
②豊川高校(愛知県)
③13:55.27
④30:08.19
⑤記録なし

檜垣蒼 選手

①体育学部1年次生
②倉敷高校(岡山県)
③13:55.04
④29:37.82
⑤1:04:51

平井璃空 選手

①体育学部1年次生
②拓殖大学第一高校(東京都)
③14:05.32
④29:18.27
⑤記録なし-