教育研究上の目的及び養成する人材像
農学研究科（修士課程）の教育研究上の目的は、時代の変化に合わせ、生物の多様な機能を理解し、生物生産及び生命科学領域に貢献しうる高度な専門性と総合性を併せ持つ学際融合的な人材を養成することです。
３つのポリシー
1ディプロマ?ポリシー
農学研究科（修士課程）では、本学の学位授与の方針に従い、以下の知識?技能?能力を備えたと認められる者に学位「修士（農学）」を授与します。
- 広い視野に立って生物が有する多様な機能を理解していること。
- 生物生産や生命科学領域に貢献できる高度な知識と技術を修得していること。
- 研究成果を学会等で発表し、質疑に対して理論に基づいて的確に対応できる能力を有していること。
2カリキュラム?ポリシー
農学研究科（修士課程）が定めるディプロマ?ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、実施します。
教育課程?学修成果
農学研究科（修士課程）では、履修コースとして生物学や生理学を基盤とした生物資源科学コースと化学的な視点から追究する生命科学コースを設定し、生物生産や生命科学に関して体系的に学べるように、植物?動物?微生物?生命科学分野の充実したコースワークと農学特別研究等のリサーチワークのバランスに配慮した教育課程にしています。また、英文論文等を用いた語学教育を行っています。さらに、国立研究開発法人農業?食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターとの連携大学院の構築等によって、学外の優れた研究者による講義科目を設置し、専門教育の幅を拡げています。
学修成果の評価方法（学位論文審査基準）
農学研究科（修士課程）では学位論文の審査を以下の基準に基づいて行います。
- 研究の意義や背景を十分に把握したうえで、研究の位置づけが明確であり、研究目的に適した研究方法が用いられていること。
- 実験データや調査結果に基づいて結論が適切に導き出されており、文献的考察を含む論考等にも明確かつ十分な論述がなされていること。
- 学位論文の作成要領に従って作成され、論理的に分かりやすく構成されており、学位論文にふさわしい体裁を持っていること。
- 提出された学位論文は、研究科教員による閲覧を経た後、主査と副査２名の計３名による論文審査により可否を決定する。「可」となった論文について、公開形式による口頭発表及び質疑応答、さらに最終試験を行い、ディプロマ?ポリシーに示されている知識?技能?能力等についての確認を行う。
- 規定の修得単位数の確認、修士論文の内容に関する筆頭者としての学会発表等の確認、学位論文「可」の確認、口頭発表の評価の確認に基づき、研究科学位審査会（研究科教授会）の有資格出席者の３分の２以上の「可」判定をもって学位審査「合格」とする。
3アドミッション?ポリシー
本学の「建学の精神」と、農学研究科（修士課程）の教育?研究上の目的及び養成する人材像を理解し、自ら学ぶ意欲を持ち、十分な専門分野の基礎学力を有した者を国内外から広く受け入れます。
求める大学院生像
農学研究科（修士課程）で定めている学位授与のために求められている能力を、身に付けられると期待できる基礎学力が十分にある人材。
入学者にもとめる力（知識?技能?能力）
- 専門分野の情報?知識を得るために必要な英語の語学力を有している者。
- 農学分野の専門的な学修をするために必要な学部レベルの十分な基礎学力を有している者。
- 能動的な学修によって研究の計画?遂行能力を身につけることが期待できる力を有している者。