医学?医療関係の幅広い分野で活躍できる人材を育成
医科学専攻は医学研究科の中にあって医学修士の養成を目標とするもので、日本国内では珍しい専攻の一つです。医学研究科には4年制の博士課程が設置されていますが、この博士課程に入学するには修士修了または同等の学歴が要求されます。本学では4年制大学卒業生に修士→博士課程の一貫教育システムを提供し、人文社会系を含めた幅広い学部卒業者を受け入れるため医科学専攻を設置しました。教育研究分野として、分子細胞生物学、人体構造機能学、病理学、感染症?免疫学、社会医学、臨床医学、倫理学(生命倫理、科学倫理、医療倫理)、放射線物理学があります。本学医学修士課程では博士課程進学を目指し将来の国際共同研究遂行に貢献できるような人材の育成とともに、医学修士課程修了後に実社会で医学?医療関係の実務を行う人材の育成も目指しています。
修了生の主な研究テーマ
- 大脳皮質において抑制性神経回路を構築する分子基盤の解明
- 担がんマウスの体液内成分が及ぼす影響と宿主の順応における考察
- Intensity Modulated Radiation Therapy (IMRT) 照射で生じるInterplay effect による線量誤差
- ヒト妊娠免疫寛容におけるProgesteroneのin vivo作用機序のヒト化マウスを用いた解析