熊本キャンパスで「第83回科学展」が開催されました

熊本キャンパスで11月2日から5日まで、熊本県が主催する「第83回科学展」が開催されました。科学への興味?関心向上を目的に、熊本県内の小中学生、高校生や教職員による研究を展示するもので、熊本県立教育センターから本学に協力依頼があり実現しました。文理融合学部の藤本邦昭教授と藤本教授の研究室に所属する学生、チャレンジプロジェクト「先端技術コミュニティACOT」が体験ブースを出展し、期間中は約200名が来場しました。

会場では藤本教授による専用のマーカーで描いた電子回路を触って光らせる「手をつないで発光ダイオードを光らせてみよう」や、学生が作ったICチップを観察する「半導体(IC)の中を顕微鏡でみてみよう」など、半導体に関する5つのテーマに沿ってイベントを展開し、学生が来場者をサポートしました。ACOTは、藤本研究室による電子回路手作り体験を手伝い、ドローンの操縦体験も実施。体験に参加した小学生は、「普段なかなか触れないドローンについて学生の皆さんが優しく教えてくれました。実際に動かせて楽しかった」と話していました。

藤本教授は、「テレビやスマートフォン、ゲーム機をはじめとした身近な製品に内蔵されている半導体が、具体的にどのようなものかを知ってもらえるようなイベントにしたいと考えました。電子回路の体験ブースでは、来場者によりよいものを作ってもらおうと工夫を凝らす学生の姿も見られてよかった」と語りました。ACOTプロジェクトリーダーの大塚悠斗さん(基盤工学部3年次生)は、「今回は教える立場として参加したため、普段の活動で行っている内容を新たな視点で振り返り、私たちの知見も深められたと感じています。子どもたちをはじめ、多くの方に理科に興味をもってもらえてうれしい」と話しました。