建築都市学部(工学部)土木工学科では7月10日に湘南キャンパスで、公務員試験合格速報会を初めて開催しました。公務員試験に合格した先輩たちの生の声を聞きたいという学生たちの要望を受けて、初めて企画したものです。すでに多くの学生が合格していますが、今回はその中から、横浜市に合格した都甲憲典さん(工学部4年次生)と神奈川県に合格した成島克巳さん(同)が登壇し、2、3年次生が聴講しました。
2名は、公務員試験の勉強を始めた時期や筆記試験の勉強法、面接で実際に質問されたことなどをそれぞれ説明、質疑応答含め約45分の報告会となりました。
都甲さんは、「面接では、“自分のやりたい仕事のほかにも市役所が担う業務を知っていますか?”といった質問があったので、各自治体のホームページを隅々まで見ておいた方がいい。聞かれたことに対して、きちんと答えることも大切」とアドバイスを送りました。成島さんは、「大学の授業は必修科目だけでなく選択科目もきちんと受講して復習すれば十分に試験に出題される範囲をカバーできますが、自分は履修していない授業の分野に関する出題に備えて、大学とは別に公務員講座にも通っていました。グループワークでは、自分ばかりが話しすぎないのもポイントです」と語りました。
質疑応答では、「民間企業のインターンシップへの参加や就職活動などはしていましたか?」「面接対策はいつごろから始めましたか?」といった質問が上がり、終了後にも1時間ほど熱心に個別に話しかける姿が多く見られました。
三神厚学科長は、「身近に公務員志望の先輩がいる学生ばかりではないので、先輩と後輩をつなぐ場を設けたいと考え企画しました。今後、順次合格発表がされていくので、今後、第2回の速報会を開いていきたい」とコメント。参加した学生は、「県や市によっても試験の内容が異なるので、詳しく聞けてよかったです。面接の雰囲気もつかめました」と話していました。