生物学部海洋生物科学科の櫻井泉教授の研究室に所属する学生4名が10月12日、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户北海道臨海実験所がある北海道寿都町の道の駅「みんなとま~れ寿 都」で開かれた第6回「大漁豊漁ほっけ祭り」に参加。生きたホッケの水槽展示を行ったほか、ホッケの分類や生態などをパネルで説明するブースを出展しまし た。
ホッケは北海道一円に分布するカサゴ目の魚類で、寿都町では地域漁業を支える重要な水産資源となっており、町のシンボルともいえる馴染みの深い魚です。こ の祭りは、ホッケに感謝するとともに、さらなる大漁豊漁を願う、町を挙げてのイベントとなっています。櫻井教授は今回の参加について、「本学科では臨海実 習をはじめ卒業研究などでいつも寿都町の方々にお世話になっており、何か恩返しすることができないかを常々考えていました。今回、お祭りの関係者から、今 回はホッケの販売だけでなく分類や生態など普段は知ることのできない話を来場者に紹介してもらえないかとの依頼があり、両者の想いが一致した形での出展と なりました」と話します。
当日は天候にも恵まれ、寿都町民を中心に約700名が会場に来場。学生たちは、ホッケの生態を始め臨海実験所での研究などについても説明し、町民らとのふ れあいを楽しみました。説明を聞いていた来場者からは、「普段は調理済みの姿しか見ることがありませんが、意外と綺麗な魚ですね」といった驚きの声が聞か れました。参加した学生たちは、「展示やパネルに興味を持っていただけてよかった」「寿都町の名物ホッケについて自分も勉強する機会になりました」「子ど もからお年寄りまで、幅広い世代が楽しめるイベントだったと感じました。ぜひ来年も参加したい」「寿都の方々にホッケの泳いでいる姿を見てもらい、”楽し かった””面白かった”と喜んでもらえたことがうれしい。少しでも魚に興味をもってもらえたら」と口々に感想を述べていました。櫻井教授は、「水槽展示は 幼稚園児から小学校低学年の児童にも大人気でした。こうした子どもたちが将来、寿都町のシンボルであるホッケに興味を持ち、地元資源の育成にかかわってほ しいと思います」と期待を寄せています。