経営学部経営学科に今年度から、森井真広講師が着任しました。実験心理学を専門とし、消費者の購買行動や意思決定プロセスについて研究を行っており、「マーケティング入門」「経営特別セミナー」「経営統計学」、今年度から新設された「心理学入門」といった授業を担当しています。
森井講師は、慶應義塾大学環境情報学部、同大学院政策?メディア研究科修士課程在籍中から、人の視線の注視点や動きをアイトラッカーと呼ばれる専門の機械で計測する「アイトラッキング」を用いて、消費者行動について研究を重ねてきました。主観の入るアンケート調査とは異なり、消費者が店舗でどこを見ているか、何が購入の決め手になっているのかを眼球運動から分析し、企業と連携して店舗設計や商品のパッケージデザインなどに生かしてきました。同大学院社会学研究科博士課程在籍中は心理学専攻において意思決定に関する基礎研究にも取り組み、修了後も同大の研究員として研究を続ける一方、非常勤講師として多数の大学で教鞭をとってきました。 「私は、自分自身が普段買い物をしている時にどのように商品を選んでいるのか、ということに関心を持って消費者行動の研究を始めました。研究と聞くと高度で難しいと考えがちですが、学生の皆さんにも身近な興味からやりたいことを見つけ、何が問題なのか、それを解決するためにはどうすればいいのかを考え、実践してほしい」と語ります。「総合大学であるbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户には多くの学部学科がありますから、その環境を生かし経営学だけでなく幅広い知識や技能を身につけてください。経営には関係ないと思っていても、意外なところでつながっていることがたくさんあります。興味のある授業を履修することはもちろん、今まで接点がなかった分野や、苦手な分野にも積極的にチャレンジしてください」と学生たちにメッセージを送り、「私自身も学生の皆さんと一緒に実社会における問題を発見し、それを解決する方法を共に考え、実践していくような授業を展開していきたい」と話しています。