
経営学部経営学科の遠藤誠二教授と観光学部観光学科の干田英晶非常勤講師(株式会社スエヒロ取締役社長)がこのほど、『すべての職種のためのサービス?マーケティング: 共鳴を生む「無形の価値」のつくり方入門』(白桃書房)を刊行しました。
かつての大量生産時代のように企業の都合でモノをつくれば売れる時代ではなくなってきた近年、企業には製品の付加価値としてサービスをデザインするという発想が求められています。本書は、楽しく学べる入門テキストとして、サービス?マーケティングの基本的な事項を身近な事例で分かりやすく解説しています。小手先の知識を集めたハウツー本ではなく、サービス?マーケティングの本質をとらえたメッセージにあふれています。
企業は消費者のニーズに合ったカスタマイズ製品を提供し、長期的関係の構築を目指しています。遠藤教授はその関係構築の中で行われるマーケティング活動に関する研究を行っており、サービス?マーケティングやパーソナリゼーションが専門です。本書の刊行について、「日本では、『マーケティング』は『売り方』の学問、『サービス』は『無料のおまけ』として考えられてきました。しかし、『マーケティング』は、伝統と革新のバランスの中で夢を実現する学問、『サービス』は、マーケティング活動を通じた『ものづくり』の基礎であることをこの本で理解していただければと考えております」と話しています。
『すべての職種のためのサービス?マーケティング: 共鳴を生む「無形の価値」のつくり方入門』(白桃書房)
プロローグ
第1章 なぜサービス?マーケティングなのか?
第2章 サービス?マーケティングが注目される背景
第3章 サービスのマーケティング?ミックス
第4章 エンカウンターとセルフ?サービス
第5章 サービス?マネジメント
第6章 生涯価値と顧客の存在
第7章 ホスピタリティとフード?サービス
第8章 リテイリング活動にはサービスがいっぱい
第9章 サービス?マーケティングとテクノロジー
第10章 リレーションシップからパートナーシップへ
エピローグ