児童教育学部の「地域連携プログラム」の学生が小田急電鉄と連携したプロジェクトに取り組んでいます

児童教育学部の学生有志による「地域連携プログラム」が、小田急電鉄株式会社と連携したプロジェクトに取り組んでいます。親子で楽しめる駅づくりに取り組む小田急電鉄から同学部に依頼があり、昨年度から実施しているものです。昨年度に結成された「地域連携プログラム」は約70名が所属しており、「小田急プロジェクト」の活動を始め、毎年10月に湘南キャンパスで行われる「TOKAIグローカルフェスタ」にブースを出展するなど、学内外で活動を展開しています。

7月12日には「小田急動物園」と題し、小田急線秦野駅の改札内コンコースの装飾を担当しました。今回は「夏」をテーマに5月から準備を始め、オオカミやパンダなど動物を模したブロックや、ヤシの木やスイカ、ひまわりを段ボールから作成したほか、ブロックを展示する動物に関する豆知識を模造紙にまとめました。当日は、学生4名が秦野駅まで装飾物を運び、改札の入り口やホームの階段など、さまざまな角度から展示物の見え方を確認しながら設置しました。小田急電鉄の担当者は、「コンコースの空いているスペースに何かできないかと昨年度に相談しました。この今回で3回目の展示になりますが、殺風景な駅が展示のおかげで華やかになり、老若男女のお客さまに楽しんでもらえています」と語っています。小田急プロジェクトリーダーの北川真大さん(3年次生)は、「毎日の通勤?通学などで秦野駅を利用する方が装飾を見て、駅に来るのが少しでも楽しみになるような展示を目指して準備してきました」とコメント。地域連携プログラムの全体のリーダーを務める今村昌輝さん(同)は、「私たちは学部1期生なので、前例がない中でプロジェクトを動かす難しさも感じていますが、新1年次生の参加後では初めての活動となった小田急動物園の展示を終えられて達成感も得られました。小さい子どもをはじめ、通りがかった人が集まって楽しんでもらえる場所になればうれしい」と話していました。

また、13日に秦野駅周辺で開催された「丹沢日和フェスティバル」では、プログラムに参加する13名の学生が運営をサポート。来場者の年齢に合わせた手遊びやバルーンアート、小田急動物園の展示解説などを行いました。北川さんは、「ブロック展示には、“いつも駅に飾ってあるブロックだ!”と声をかけてくれる人もいて、自分たちの活動が広まっていることを再確認できました。グローカルフェスタでも小田急電鉄とのブースを出展する予定なので、今後もより深く連携していきたい」と話しました。