児童教育学部の有志学生が「放課後自主学習教室」の学生サポーターとして活動しています

児童教育学部3年次生の有志学生が、平塚市内6校の小学校で実施されている「放課後自主学習教室」で、学生サポーターとして活動しています。小学4年生から6年生の児童を対象とする放課後自主学習教室は、児童の学習意欲向上や家庭学習の習慣化を目的に、元学校教員らが学習支援員として週2回サポートしているものです。学生サポーターは平塚市から依頼があったもので、本学部設立3年目となった今年5月から本格的な活動を始めました。

春と秋のセメスターそれぞれで学生サポーターを募り、今学期は10月から来年3月にかけて5名の学生が週に1度活動しています。年内最後の活動日となった11月27日には、久保田みのりさんが平塚市立松延小学校を訪問。45分間の教室が始まると久保田さんは、子どもたちから「音読聞いて!」「どうやって解いたらいいの?」と声をかけられ、宿題などをサポートしました。放課後自主学習教室の学習支援員は、「久保田さんは子どもたちに人気で、来てもらうと教室の雰囲気が明るくなります」と笑顔を見せていました。

学生たちの指導にあたる本学部の寳來生志子准教授は、「学部では主に1年次で幼児教育、2年次で小学校教育の基礎を学び、3年次でさらに知識を深めて実践するカリキュラムを組んでいます。平塚市での学生サポーター活動は日ごろの学びを生かして学外で活動し、学生が視野を広げるいい環境になっています」と語りました。久保田さんは、「子どもたちにとって普段の小学校生活とは違った新たな居場所ができるよう、一人ひとりの個性に合わせて接するように心がけています。小学校教員を目指しているので、学習支援員の先生方の姿を見て子どもたちへの声のかけ方など勉強になることも多くあります。今後もこの活動を通してさらに力をつけていきたいです」と話していました。