児童教育学部児童教育学科では7月から9月にかけて、1年次生によるショートインターンシップを実施しました。本学部では保育園?幼稚園から小学校までの教育を統括して理解できる教員?保育者の養成を目指し、4年間で乳幼児?児童期の保育?教育を総合的に学びます。今回は神奈川県を中心に関東近郊約400カ所の保育園、幼稚園、小学校の協力を得て、それぞれ2日、計6日間のインターンシップを行いました。
学生たちは各施設で保育士や教員の指導のもと実際の業務を体験。授業や遊びを通じて子どもたちと触れ合いました。久保田みのりさんは、「先生方がどのような狙いを持って子どもと接しているのか、一つひとつ教わりながら活動できたのでとても勉強になりました。遊ぶときも『〇〇しよう』と直接呼びかけるのではなく、子どもが自発的に動くよう気づかれないように促しているのを見て、待つことの大切さを学びました。今までは幼稚園の先生を目指していたけれど、小学校の先生のよさややりがいも感じたので、実習や授業を通じてさまざまな知識を身につけて将来の進路を幅広く考えていきたい」と振り返ります。
山本康治学部長は、「今回の活動の目的として、まずは保育?教育の魅力を知ってほしいということがありました。短い期間でしたが、参加した学生たちは皆楽しんで子どもたちと触れ合い、個々の発達の違いや先生方の指導方法などを積極的に学んでいました。保育?教育をめぐる課題は多岐にわたり、就職後は厳しい現実と向き合うこともあるかもしれませんが、子どもとかかわることで得られる喜びややりがいはほかの職業ではでは得難いもの。この経験を原点とし、保育者?教育者を目指してとして成長してもらいたい」と期待を寄せています。