文化社会学部北欧学科の学生が7月29日にオンラインで、インターンシップ企画「サスティナブル?ツーリズム最新トレンド」発表会に参加しました。これは本学科と北欧関連企業が連携して行っているインターンシッププログラムの一環で、今回は、北欧諸国などの政府機関による観光プロモーションや企業の日本参入を支援する株式会社Foresight Marketingが主催しました。今年4月から学生3名が同社のインターンシップに参加しており、業務体験とともに実施した「サスティナブル?ツーリズム」に関する調査結果を報告しました。
当日は、約40の企業?団体が参加。開会にあたって、Foresight Marketing CEOの能登重好氏があいさつし、「学生の皆さんの視点での気付きや調査結果を楽しみにしています」と期待を語りました。続けて、本学科の柴山由理子講師が、「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户には国内で唯一北欧の文化?歴史などについて学習できる北欧学科があります。約1年半前から北欧関連事業を行う企業にご協力いただき、インターンシッププログラムを実施しています。大学での学習だけでなく、実際に業界の方とかかわることができる貴重な機会を通して、学生たちには自らの成長につなげてもらいたいです」と話しました。
発表では最初に川﨑一史さん(4年次生)が、オルタナティブ?ツーリズムやMDGsなといったSDGs(持続可能な開発目標)ができるまでに作られた観光目標と観光変遷の歴史を説明。また、「観光により持続可能な観光地本来の姿を目指す」というサスティナブル?ツーリズムの目的を解説し、観光事業のあり方についての見解を述べました。続いて、原敦海さん(同)が、生まれた時からインターネットが普及していた「Z世代」59名を対象に、サスティナブル?ツーリズムの関心や認知度について調査した結果や旅行計画の違いについて説明。若者はサスティナブル?ツーリズムに質素という印象を抱いていることから、その改善方法を考察しました。また、Z世代は複数の旅行サイトを使ってプランの比較やポイント?キャンペーンを利用してなるべく安い価格で旅行していると紹介し、「値段だけではなく、SNSに投稿するために写真映えするスポットや宿を選んでいることからSNSが情報収集の場になっている」と話しました。
最後に、葛城瑞乃さん(3年次生)が、唯一の国際認証GSTC(Global Sustainable Tourism Council=世界持続可能観光協議会)について説明し、持続可能な観光地として認証されることのメリットとデメリットを解説。認証を受けた地域の取り組みや現状などを紹介し、GSTCを基に作られた日本独自の基準「JSTS-D(日本版持続可能な観光ガイドライン)」について紹介しました。