学科教員リレーエッセイ⑦ 河井孝仁 教授「大学を使って『自分を開く』」

大学で学ぶということは、「自分を開く」ということだと考えています。
広報メディア学科は、さまざまな学びや活動により、学生の皆さんを多様な「場」に開く取り組みをしている学科です。

そのなかで、わたしは、学生の皆さんを「地域に向けて開く」「メディアに向けて開く」ということを心掛け、授業や研究、活動を行っています。
研究としての専門はシティプロモーション、地域マーケティング、地域メディアというところにあります。多くの書籍を出版していますが、いずれも地域やメディアというものに関わっています。
比較的近著と言えるものには『「関係人口」創出で地域経済をうるおすシティプロモーション2.0』(第一法規)や『「地域の人」になるための8つのゆるい方法』(彩流社)があります。

いずれも授業での教科書としても利用し、学生たちが自らを「地域に向けて開く」「メディアに向けて開く」ためのきっかけを作っています。特に後者は、「顔はめパネル」や「ローカルアイドル」などについても述べていて「読み物」としても面白いと思います。広報メディア学科でどんな授業をしているのだろうと興味を持たれましたら、手に取ってみてください。

学生たちが「自分を開く」ためには、地域やメディアに関わる活動も大事です。
「エディラボ」という活動では、学生たちとともに横浜市の伊勢佐木あたりを歩き、今と昔の地図を比べながら、いろいろな発見をしています。

また、「WOMJメソッド委員会」では、学生たちが広告代理店の皆さんとともに研究し、その成果によって、「クチコミフェスタ」が開かれました。
https://www.womj.jp/kuchikomi2020.html

これからも、学生の皆さんが広報メディア学科で学ぶことで多くの経験を積むことができるように、努めていきたいと思っています。