文化社会学部文芸創作学科では学生たちに、1年100冊のペースでの読書を勧めています。
なぜ、100冊なのか?
おおよそ1年100冊が、質の変化を惹き起こす着火点だと考えるからです。
つまり、これだけ読めば人間が変わるだろう、という目安です。
ここ数年、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の付属高校から進学してくる学生には、進路先が確定する高3の12月末時点で、入学までの3ヵ月間に最低30冊を読破するよう、そして、読みっぱなしにするのでなく、必ず読書ノートに記録をつけるよう、指導しています。
では、何を読むべきか?
学科では「必読書リスト」を用意して、そこから好きなものを選んで読んでもらっています。
リストには、「源氏物語」(現代語訳)「万葉集」「奥の細道」などの古典中の古典から、漱石、鴎外、一葉、藤村、芥川、谷崎、太宰、三島、川端、ドストエフスキー、トルストイ、フロベール、オースティン、ヘッセなどの近代の名作、さらに現在活躍中の宇佐見りん、朝井リョウ、最果タヒなどの作品がならんでいます。
この春、入学した長谷川さんと阿部さんはさっそく研究室に来て、読書ノートを誇らしげに見せてくれました。
学年がすすんでも、卒業しても、これからもずっと読書ノートをつけつづけてくれたら、と願わずにいられません。
長谷川さんと阿部さん、2人のこれからの変化が楽しみです。