2021年6月5日(土)に開催された教職講演会では、相模原市で中学教諭を勤める廣瀬孝浩さんにお話しいただきました。参加者はオンラインと対面を併せて約30名。アジア学科以外からも教職に関心のある学生が多数参加しました。廣瀬さんは教員採用試験合格に向けた準備、単位取得や卒論との両立の工夫を語り、狭き門である社会科での採用に向けて1日9時間の勉強法や役立つ参考書を紹介してくださいました。試験合格後から1年間の教員生活にも触れ、コロナ休校や長時間労働、増える仕事量に悩みながらも、「授業が楽しい」という生徒の言葉に支えられているそうです。教員の仕事について終始一貫して楽しそうに語る廣瀬さんの姿に、講演参加者はみな深い感銘を受けていました。講演後の質疑応答では、参加者から合格に向けて大学時代にすべきことについて尋ねられ、廣瀬さんは「何事にも積極的にチャレンジする」ことを強調し、教職を目指す学生たちにとって大変意義のある講演となりました。