「かなぶん連句会」で4人の現?元文芸創作学科生の句が入選しました!

2025年1月19日(日)、横浜の神奈川近代文学館(通称かなぶん)でおこなわれた「かなぶん連句会」で、4人の現?元文芸創作学科生の句が入選しました。

永谷響乙さん(2年次生)、橋本悠樹さん(4年次生)、黒田大樹さん(2019年卒?大学院博士課程在籍)、沼田梓さん(2008年卒?フランス留学を経て新潟在住)の4人です。黒田さんは二句入選を果たしました。
「かなぶん連句会」は文芸創作学科創設にかかわった辻原登先生(作家?前神奈川近代文学館長)と長谷川櫂先生(俳人?朝日俳壇選者?神奈川近代文学館副館長)が、小島ゆかり先生(歌人?産経歌壇選者)とともにbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户ではじめた「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户湘南連句」が前身で、種々の事情により主催が神奈川近代文学館に変わり、今に至ります。
連句とは中世から伝わる日本独自の「座の文芸」です。おおぜいの人びとがひとつの場につどって、句をつくり、句をつなげ、全18句(正式の歌仙では全36句)でひとつのストーリーを創りだします。その場の空気やその場にあつまる顔ぶれが、ストーリーを大きく左右します。熟達した句よりは、当意即妙の発想のおもしろさが問われます。

※画像2枚のうち、屋内で撮影された1枚はbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户関係者の集合写真、屋外で撮影された1枚は、会場で句の回収係として活躍してくれた「文藝工房」編集委員会の面々の写真です。おつかれさまでした。
※連句会で入選した句は、神奈川近代文学館の機関紙とホームページ、および「ウェブ望星」に掲載される予定です。
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(永谷さんからのコメント)
連句という集団で行う創作は、日頃一人で行うそれとは違った感覚で、前の句からどんな風に物語を広げていくかを考えるのがとても楽しかったです。また、3分という短い時間で投句しなければならず、なかなか難しかったです。ですが、自分の句から次の句が繋がっていった時とても嬉しかったので、頑張ってよかったなという気持ちです。今回選んでいただいた句(つららつらなり 楽しげな屋根)は、地元の風景を詠んだものなので、改めて故郷や家族との思い出が今の私の糧になっていることに感謝しました。
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(橋本さんからのコメント)
昨年に引き続き選んでいただけたこと大変嬉しく思います。
四年間連句の会に参加し、俳句の楽しみに気付けたように思います。俳句の講義や学科で開催されていた句会(学生有志による句会)での経験を活かせたと思います。
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(黒田さんからのコメント)
二作、入選を賜りました。学部在籍時から幾度と無く参加させて頂いている連句の会ですが、その瞬間にしか生まれない表現と言葉の接続が本当に楽しいんです。日常で忘れかける、刹那的で、衝動的で、悪戯な言葉の繋がりを楽しむ心を思い出させてくれました。
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(沼田さんからのコメント)
前の句(廃墟にて ステンドグラス 拾いあげ──黒田さんの句)で”ガザ”を想起し、パレスチナ、詩、アラブとユダヤの境界線上の文学者?エドワード?サイードへと連想を繋ぎました。サイードの墓には、土地と民を結びつける象徴として、オリーブの樹が植えられています。(オリーブの樹に詩人は眠る──沼田の句)
後の句は、平和な日常へ見事にジャンプしています。(足生えて 全力疾走する魚──黒田さんの句) 
連句には、一瞬で時間や空間を超え、新しい世界を開いていく、そんな力があると思います。