本学科の助川幸逸郎先生が編集?執筆された『文学授業のカンドコロ──迷える国語教師たちの物語』(共編者:幸坂健太郎/共著者:岡田真範?難波博孝?山中勇夫/1900円)が、文学通信から刊行されました。
本書はスケガワ先生、ナンバ先生、コウサカくんなど、戯画化されたキャラクター同士が対話しながら、文学とは何か、文学を教えるとはどういうことか、探求していく構成です。いわば、物語を実践しながら物語について語る本です。
叙述は平易で、大学生や高校生でも充分楽しんでもらえる内容です。たまには教員の側にまわりこんで文学を眺めかえすと、新しい文学の姿が見えてくるかもしれませんよ。