工学部の吉田一也客員教授がAMPT2023で基調講演し、感謝状を授与されました

工学部の吉田一也客員教授が9月13日から16日まで、マレーシアで開かれた国際会議「International Conference on Advances in Materials & Processing Technologies」(AMPT2023)に出席。世界各国の著名な研究者6名のうちの一人として同会議25周年記念大会での基調講演者を務め、主催者から感謝状も授与されました。

材料加工や塑性加工の研究者として多数の論文を発表してきた吉田客員教授は、2014年から工学部長、16年から副学長(研究推進担当)を務めるなど全学的な研究活動の推進にも尽力。学外においても日本塑性加工学会の会長や日本銅学会の会長代行や副会長などを務めるなど同分野の発展に大きく貢献し、23年度からは本学工学部客員教授として学生、大学院生の指導にあたっています。

先進材料および先進加工技術に関する研究者が集ったAMPT2023では、「Development of Medical Stents using Drawn Magnesium Wires – Optimal Drawing Conditions for Fine Wires and Corrosion Test on Magnesium Wires in Pseudo-body Fluid」(マグネシウム伸線材を用いた医療用ステントの開発 ~細線の最適伸線条件と疑似体液中でのマグネシウム伸線材の腐食試験~)をテーマに講演。長年にわたって取り組んできた研究成果を披露しました。吉田客員教授は、「専任教員として工学部に在籍していた当時から、研究室所属学生や大学院生、産学共同研究のパートナーである企業の皆さんと取り組んできた成果を、世界各国第一線の研究者に披露する機会となりました。感謝状をいただきましたが、自分一人ではなし得なかったことであり、皆さんを代表して評価してちょうだいしたものだと感じています。この国際会議の運営を担ったマレーシアプトラ大学(UPM)と本学は科学技術振興機構のさくらサイエンスプログラムなどを通じた交流もあり、感謝状のプレゼンテーターを務めたUPM工学部長は本学への理解が深く、そのような方からいただけたことも印象深い出来事となりました。今後もこのような機会に本学における研究成果を世界に広められるよう尽力していきたい」と話しています。