工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻3年次生の鈴木貴之さんが、11月8日から10日まで東松山市で行われたラジコン飛行機F3Aの日本代表選考会(主催= 日本模型航空連盟)に初めて出場しました。F3Aは全長約2m、重さ約5kgの機体を使って離陸から着陸まで8分間の間にあらかじめ決められた曲芸飛行を 行い、その正確さや滑らかさ、美しさなどを競います。選考会は、6月に行われた日本選手権で10位以内に入った選手に出場資格が与えられ、来年行われる世 界大会に出場する3名の代表を選ぶものです。鈴木さんは選手権初出場ながら9位に入り、本選考会への出場資格を得ました。
6回のフライトの合計結果を競う選考会で鈴木さんは、9番手として出場しました。世界共通の基準で定められている4つのプログラムと、飛行の前日に発表さ れる大会オリジナルの「unknown」と呼ばれる2つのプログラムをこなすフライトで安定した実力を発揮し、6位に入りました。
鈴木さんは、「日本には、数十年にわたってトップを維持している”ビック5”と呼ばれる方々がいます。今回はその壁を破ることはできませんでしたが、初出 場で一定の成績を収めることができて大変満足しています。今後も技術を磨くとともに、いつかは大学で学んだ知識と自分が小学生のころから培ってきた経験を 織り込んだオリジナルの飛行機を作り、世界大会で活躍できる選手になりたいと思います」と話しています。