工学部では8月4日に湘南キャンパスで、公募型問題解決コンペ「ものづくり学生サミットin湘南」の開会式を開きました。このコンペは、企業から出題され た実務や将来への課題に有志の学生グループがチャレンジすることで問題解決能力の高い人材の育成や、新しい発想による研究成果の発掘などを目的に、今年度 初めて開催するものです。今回は16のテーマに79チーム、参加学生総数313名がエントリー。開会式には協力企業の代表者をはじめ、コンペに参加する学 部生、大学院生らが出席しました。
第1部では吉田一也工学部長が、「企業の現場で活躍するための実践的なスキルを学ぶよい機会です。仲間と協力し合って真摯に課題に取り組んでください」と あいさつしました。建築学科の渡部憲教授によるチーム紹介に続き、3名の学生が参加者を代表して宣誓。大学院工学研究科機械工学専攻2年次生のタサニート ライテップ?タチナットさんは、「研究室のメンバーとさまざまなアイデアを出しあって、よい結果を残せるように頑張ります」と意気込みを語りました。続い て、協力企業14社を代表して新進建設株式会社の田端良一設計部長と鹿島建設株式会社の伊藤隆彦開発計画部長が登壇。「多くの学生がコンペに参加してくれ たことに感謝します」「皆さんの斬新な発想で素晴らしいアイデアが生まれることを期待しています」とエールを送りました。第2部ではテーマ別に、企業担当 者、アドバイザーと学生が打ち合わせを実施。学生たちは担当者の説明に熱心に耳を傾けていました。
学生たちは「企業の一員になったつもりで、責任と意欲を持って課題に取り組みたいと思います。仲間とのコミュニケーションを大切にして自他ともに納得できる解決策を提案したい」「他のチームとは違った切り口で課題の解決に挑戦したいと思います」と意欲を見せていました。