大学院工学研究科1年次生の和田寿也さんと酒井風馬さん、2013年度卒の道上千春さんが、3月14日に東京農業大学小金井キャンパスで開催された第53 回学生員卒業研究発表講演会で学生優秀発表賞を受賞しました。この賞は、同講演会で発表した研究発表のうち優れた発表に贈られるもので、今年度は333件 が発表。そのうち38件に授与されました。
和田さんは、ロケットや航空システムの耐熱材として利用可能な超高温に耐えられる新素材に関する研究成果を発表。酒井さんはトンボの羽ばたき運動による空 気の動きの変化に関する成果を報告し、道上さんはトンボの翅のコルゲーション(凹凸)が空気力に及ぼす影響について発表しました。「私の研究は、宇宙航空 研究開発機構(JAXA)の研究者の指導を受けながら進めているもので、次世代の航空システムに欠かせない技術です。今は指導してくれている研究者に教え てもらうことばかりですが、大学院でしっかり学んで少しでもその先生に近づいていきたいと思います。今後も大学での研究や学会発表に積極的に取り組んでい きたい」と話す和田さん。また、酒井さんは「今回の受賞は先生方や先輩に熱心に指導していただいた結果です。これからも研究分野への理解を深めていき、で きるだけ早い時期に実際に飛翔できるトンボ型の小型ロボットを作り上げたい」と語っています。
なお、和田さんは日本非破壊検査協会から、同学会が開催している講演大会で研究発表した30歳以下の優れた研究者に贈られる新進賞も受賞しました。