工学部

土木工学科

先輩?卒業生からのメッセージ

工学部土木工学科を目指す皆さまに向けて、先輩?卒業生からのメッセージです。彼ら、彼女らの具体的な想いや経験談を聞いて、これからの大学生活を思い描くヒントにしてみてください。

先輩の写真
中川 滉也さん

4年次在籍

より多くの人の生活を支えるために

私は高校で大学進学を意識したとき、将来多くの人の役に立つことができる仕事をしたいと思いました。そこで私は土木工学に興味をもちました。土木工学は道路や橋、ダムなど人々の生活に欠かせないライフラインを設計から製造、管理までするもので、地図にも残るような大きな仕事である上に、より多くの人の役に立てるというところに魅力を感じました。そのため、深く土木の技術を学び、社会に貢献していきたいと思いbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の土木工学科に進学しました。大学の授業は高校の授業と大きく異なり、授業時間も伸び、内容も専門的になるので最初は難しく感じると思います。しかし、授業に出席し、分からないところは先生に質問をすれば分かりやすく指導してくださいます。また、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户では土木工学科に在籍しながら他学部?他学科の授業を履修することができるため、幅広く知識を得ることができます。そのほかにも留学やサークル活動、部活動に参加することで多くの人との出会いがあり、その中で新しい発見があるかもしれません。4年間の充実した大学生活をこのbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户で過ごしてみませんか。

形の残る仕事をしたい

私は祖父が土木職の公務員だったことから土木に興味をもつようになりました。調べていくと、土木は建設業なので仕事の結果が形に残るという点で非常にやりがいのある仕事だということが分かりました。道路、橋、ダムなど、人々の生活に欠かせないものを自分たちの手でつくることができ、目に見える形で長く残るというのは、とてもやりがいを感じるものだと思います。そんなことを考えるうちに、私は祖父と同じ土木職の公務員になりたいと思うようになりました。そして、土木工学科に進学しました。公務員には土木職で採用する自治体も多いので、理系で公務員になりたい人は土木工学科に進学することをお勧めします。 bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の湘南キャンパスでは、理系も文系もいるためサークル活動や授業で他学部?他学科の人たちともかかわることができます。自分とは違った分野を学んでいる人と行動をともにすることはとても刺激になります。大学生活を有意義なものにできるかは全て自分次第だと思います。後悔のないよう頑張ってください。

先輩の写真
栗原 直樹さん

2020年度卒業

先輩の写真
国土交通省関東地方整備局千葉港湾事務所
中村 悦子さん

2014年度卒業

人々の暮らしをより安全に、豊かにする土木

皆さんは土木と聞くとどのような仕事を思い浮かべますか? ほとんどの方が工事現場で働いている方の姿を思い浮かべるのではないでしょうか。土木事業は道路や橋、ダムなど人々の暮らしを支える生活基盤をつくることを主な目的としています。しかしながら、土木技術者は構造物をただつくるだけではなく、計画?設計に始まり実際の工事施工そして維持管理までを含めた幅広いフィールドで仕事ができます。大学卒業後に私は、国土交通省関東地方整備局港湾空港部に入省し、現在は港や空港を舞台に仕事をしています。地方整備局では先ほど述べた計画?設計から工事発注、そして管理までの事業全体を一貫してマネジメントしています。そして港湾空港部では、港湾?海岸及び空港に関する事業の推進、海洋環境、遠隔離島の整備事業をしています。港や空港は島国である日本にとって物流や人の移動を支える重要な拠点であり、私たちは日々、人々の暮らしをより安全に、そして豊かにするための仕事をしています。最近ではクルーズ船受け入れに向けた港の整備もしており、私が籍を置いている千葉港湾事務所でも外航クルーズ船寄港に向けた整備をしています。利用中の岸壁を工事するため、多くの利用者の方々と調整をしながら工事を行うのは大変でしたが、初めてその港にクルーズ船が寄港したときの喜びは今でも忘れられません。ぜひ皆さんも土木を学び、人々が暮らす街をつくるというダイナミックなお仕事をしてみませんか。

私たちの身の回りにあふれる土木の世界

最近、工事現場で女性の現場監督をよく見かけるようになりました。私が、今の会社に入社した当時はまだ女性の現場監督は珍しく、いろいろな人に「なぜ土木をやってるの?」「どうして建設会社に入ったの?」と聞かれました。汚そう、体力的にきつそうなど、土木というとどうしてもそういったイメージが強いようです。しかし、道路や鉄道、上下水道や公園など、私たちの身の回りに土木の世界はあふれています。自分たちが設計したもの、つくったもので多くの人たちの生活が成り立っているなんてすごいことだと思いませんか? 自分の子どもに「これはママがつくったんだよ」と言えたときのことは一生忘れられません。土木の語源である「築土構木(土を掘り?堤を築き、木を組み上げ民の生活を安心で豊かなものにするの意)」という言葉のとおり、土木という分野は、私たちの生活を安全でより快適な環境にしていくために進化し続けているのです。現在、私は東急建設という建設会社で工事現場の支援業務をしています。二人の子どもを育てながらの仕事は大変ですが、会社や所属している部署の人たちの理解もあり、毎日がとても充実しています。仕事で壁にぶつかることもたくさんありますが、大学生活で培った土木の知識やさまざまな人とのつながりを支えとし、これからも社会に貢献し続けていきたいです。

先輩の写真
東急建設株式会社
栗田 有紀子さん

2005年度大学院修士課程修了