工学部動力機械工学科を目指す皆さまに向けて、先輩?卒業生からのメッセージです。彼ら、彼女らの具体的な想いや経験談を聞いて、これからの大学生活を思い描くヒントにしてみてください。
総合科学技術研究所特任助教 博士(工学)
千賀 麻利子さん
2019年度修了
身近なものにも多くの学問?技術が使われている
私は動力機械工学科で学んで、身近なものにこんなにも多くの学問?技術が使われているんだ、学ぶことって新しいものを作り出すことにつながるんだと感じました。現在は教員として、これまで学んだことを土台として、「熱音響」という新しい分野の研究をしています。自分が楽しいと感じたことができる日々はとても充実しています。動力機械工学科は自動車などの輸送機械を学びたい人にはもちろん、新しいものをつくりたい?新しいことに挑戦したい人にとっても最高の場になると思います。
毎日が勉強
1~3年次はTokai Formula Clubに所属し、サスペンション設計やプロジェクトマネジメントについて学び、日本大会とオーストラリア大会に出場して刺激的な経験をすることができました。4年次には、高橋研究室にて流体シミュレーションを用いた研究に取り組みました。卒業後は自動車の製品開発を行っています。さまざまな部署の方とハイレベルな技術論議を行うことは毎日が勉強です。動力機械工学科での経験をベースに日々レベルアップしています。
日産自動車株式会社
奈良 祥太朗さん
2015年度卒業
スズキ株式会社
佐藤 京平さん
2015年度卒業
ロードレース世界選手権用のエンジン設計を仕事としています。
モータースポーツに興味があった私は動力機械工学科に入学し、学生フォーミュラプロジェクトに関わりながら、レーシングカー工学を中心に知識を蓄えていきました。卒業研究では、カムシャフトの研究をさせてもらい、エンジンの専門的な知識を学ぶことができました。現在、ロードレース世界選手権用のエンジン設計を仕事としています。動力機械工学科で学んだことを生かしながら、目の前の課題に挑んでいます。
タイヤを手にした人が笑顔になってくれる
学生フォーミュラでの仲間との活動とものづくりをゼロから行ったことは貴重な経験になりました。数十人の仲間と目標に向かってぶつかり合いながら4年間過ごしてきました。何ものにも代えがたい一生の思い出であると同時に、私の中の基礎となりました。そんな私は現在横浜ゴム株式会社で働いています。大好きな自動車に関わる仕事ができとても楽しい毎日です。実際にタイヤに触れながら、そのタイヤを手にした人が笑顔になってくれるようなタイヤが作れたらと思っています。
横浜ゴム株式会社
二木 明穂さん
2015年度卒業