工学部では1月16日に、公募型問題解決コンペ「ものづくり学生サミットin湘南」の成果報告会を湘南キャンパスで開きました。このコンペは、企業から出 題された実務や将来への課題に有志の学生グループがチャレンジする過程を通して、問題解決能力の高い人材を育成しながら、新しい発想による研究成果を発掘 することを目的に、今年度初めて実施しているものです。学生たちは、「戸建て住宅の労働削減を目指した建築資材及び工法の提案」や「湘南校舎内でのゴミ少 量化(リサイクル化)」、「床?天井?壁ウォーキングロボットのアイデア」など、企業14社から出された16課題の中から希望するテーマを選び、アドバイ ザーを務める本学部の教員や企業の担当者のサポートを受けながら取り組んできました。
報告会には、課題に取り組んできた学生のほか、吉田一也工学部長やアドバイザー役の教員、企業の担当者らが参加しました。開式に当たっては吉田学部長が、 「この取り組みは、集い力や挑み力、成し遂げ力、自ら考える力の養成といった本学が掲げている教育の目標を、学部としてさらに推進することを目指して企画 しました。今回が初回であったにもかかわらず300名を超える学生が課題に取り組んでくれたことをうれしく思います。また、支援をしてくださった企業の皆 さまには心からお礼申し上げます」と挨拶しました。その後、課題を出した企業を代表して株式会社クリエイティブジャパンの熊澤修一代表取締役社長と秀和ビ ルメンテナンス株式会社の新井秀和代表取締役社長が、学生たちの取り組みを講評しました。
ポスター発表と口頭発表の2つの形式で行われた報告会では、学生たちが来場者にそれぞれの解決策のコンセプトや特徴を説明。異なる専門分野を学ぶ学生同士 が互いの知識をフルに生かして今後の課題を語り合う姿や、企業の担当者から改善点についてアドバイスを受ける様子も見られました。なお今後は、企業による 審査を経て2月26日に開催する表彰式で結果が発表されます。