工学部光?画像工学科の三上修教授がこのほど、エレクトロニクス実装学会の功績賞を受賞。11月7日に横浜市港北区の慶應義塾大学矢上キャンパスで開かれ た公開研究会で特別講演を行いました。この学会は、電子回路やシステムなどのエレクトロニクス実装分野の技術を先導し、産官学の連携の輪を醸成することに よって新たな価値の創造につなげることを目指している学術団体です。この賞は学会の発展と運営に顕著な功績を残した個人を表彰するもので、同学会の表彰選 考委員会による審査で選ばれます。
三上教授は、電気回路の内部の配線を「電気(メタル)配線」から「光配線」に置き換えることで、高速で広帯域に対応できるようにする「光インターコネク ション」技術の実現に不可欠な光回路実装技術を提唱。技術の実現可能性を実験的?理論的に明らかにするとともに、「光ピン」などのアイデアを提案して光接 続を高効率かつ簡易な方法で実現できるようにするなどの成果を上げてきました。また同学会では、前身にあたるプリント回路学会で光回路実装技術委員会の設 立にかかわり、その後委員長として同委員会の運営に貢献してきたことが評価されました。