工学部建築学科では6月18日に湘南キャンパスで、「平成26年度入門ゼミナール講演会」を開催しました。この催しは本学科の同窓会「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户建築会」が 主催し、1年次生対象の「入門ゼミナール」の授業に合わせて毎年数回にわたり実施しているものです。今年度の第1回となる今回は、株式会社K- PLANNINGに所属する一級建築士で、本学科の非常勤講師でもある池嶋千里氏が「身近な設備」をテーマに講演し、学生や教職員約150名が聴講しまし た。
池嶋氏は、駅や学校、マンションなどの給排水設備や空調システムについて、写真や図面を用いて説明。「これらの設備は人間の体でいえば胃や腸に当たるも の。普段は見えない場所にありますが、人々が健康で快適に過ごすために大変重要な役割を果たしています」と語りました。また、フランスやドイツなど海外の 洗面設備について、デザインや仕様、サイズに焦点をあてて紹介。日本は欧米と比較して気温や湿度の差が激しいことから、空調設備にさまざまな工夫や技術が 必要になることを解説しました。
参加した学生たちは、「設備に注目して建物を見ることの面白さを知りました」「何気なく使っていた給排水や空調設備の重要性にあらためて気付きました。建 築士を目指していますが、見えないところにあるからこそしっかりと設計し、丁寧に施工しなければいけないという責任を感じました」などと感想を話していま した。