工学部では8月18日に神奈川県海老名市の「ビナレッジ」で、「ドクターアキヤマと科学を思いっきり楽しもう! リターンズ」を開催しました。神奈川県の「大学発?政策提案制度」に採択された本学の提案「お子様からご年配の方まで、博士と一緒に楽しんで学べるサイエンス実験教室」の一環で行ったものです。当日は、ドクターアキヤマこと秋山泰伸教授(工学部応用化学科)と応用化学科の学生、付属相模高校の生徒約10名が講師役を務め、小学生や保護者ら約100名が参加しました。
講座では、重曹やクエン酸など体に害がなく、身近な材料を使って入浴剤を作る実験と、分光シートと工作用紙を使ったキットを作り、色の三原色を調べる実験を行いました。それぞれの実験では秋山教授が、色の屈折率の違いによって虹が7色に見えることや、虹の色を日本のように7色に分けている国だけでなく、6色に分けている国もあるなど、科学的な背景や豆知識をわかりやすく紹介。参加者は学生や高校生のサポートを受けながら、実験を楽しんでいました。
参加者からは、「先生や学生の説明がわかりやすく、それぞれの実験にじっくり取り組めたのがよかった」「テレビなどで見たことがあり、興味はあっても自宅ではできない実験に挑戦できた。子どもでも興味の持ちやすい内容で、また参加したいと思いました」といった感想が聞かれました。
また運営をサポートした高校生は、「身近な材料を使い、安全に楽しんでもらえる実験を学ぶことができた。先生や大学生が子どもたちに専門的な内容を伝える際に、年代に応じた話し方をしているのも参考になりました。学校の建学祭などで行う自分たちのイベントにも活かしたい」と話していました。