「電気自動車?燃料電池車?ソーラーカー製作講習会」でソーラーカーチームの佐川助教と木村教授が講演しました

2月20日にオンラインで開催された、「電気自動車?燃料電池車?ソーラーカー製作講習会-エコカー開発を担う人材の増強を目指す-」(主催:日本太陽エネルギー学会,bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户)で、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户チャレンジセンター?ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームの佐川耕平総監督(工学部電気電子工学科助教)と木村英樹監督(同教授)が、それぞれ講演しました。この講習会は、多様なエネルギーについての最新の研究成果を共有するとともに、研究者や技術者の交流の場を提供することを目的に行われているものです。当初は高輪キャンパスでの開催を予定していましたが、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症の拡大防止を目的にZoomウェビナーによる開催に変更され、ソーラーカーチームのメンバーをはじめ教員や研究者、学生、高校生、企業関係者など184名が参加しました。

日本太陽エネルギー学会事務局長の池田祐一氏が講習会の趣旨を説明したのち、ソーラーカーチームの特別アドバイザーを務める池上敦哉氏(ヤマハ発動機)らエコカーやソーラーカー開発の第一線で活躍する専門家が講演。オンライン開催の利点を生かして、オーストラリア?クイーンズランド大学教授の野北和宏氏も登壇し、「豪州クイーンズランド州のEV?ソーラーカー開発例」をテーマに、同国を舞台に開催される世界最大級のソーラーカー大会「ブリヂストン?ワールド?ソーラー?チャレンジ」(BWSC)出場時のエピソードなどが語られました。

また、「MATLABを用いた電気自動車開発の事例」をテーマに講演した佐川助教はまず、エンジニアや科学者がデータの解析やアルゴリズムの開発、モデルの作成に使用しているプログラミングおよび数値計算プラットフォームである「MATLAB」と、ハードウェアに実装する前にシステムをデザインし、シミュレーションできる「Simulink」の概要を説明。総合的開発ツールとしてMATLABを活用し、BWSCにおける公道上での追い越し禁止区間シミュレーションや太陽電池の発電に関するシミュレーションを行っていることを紹介しました。また、木村教授は、「これからのエコ電気自動車系大会のあり方」と題してコロナ禍を受けた各種大会の継続に向けた提言を行い、プロモーション強化の必要性や各大会へのプレゼンテーション部門を設立による教育効果の向上、企業チームのあり方などについて語りました。

当日のプログラムは以下の通りです

「講習会開催にあたって」 池田祐一氏(日本太陽エネルギー学会事務局長)
「ソーラーカー?エコランカー製作の勘所」 池上敦哉氏(ヤマハ発動機)
「マグネシウムフレームエコランカーによるエコデンへの挑戦」 竹尾範史氏(熊本県立小川工業高校)
「豪州クイーンズランド州のEV?ソーラーカー開発例」 野北和宏氏(クイーンズランド大学)
「機械部品の製作と調達」 藤川貴史氏(404ecorun)
「キットモータ用新型コントローラの開発と利用事例」 柳原健也氏(小野塚製作所)
「MATLABを用いた電気自動車開発の事例」 佐川耕平助教?木村英樹教授?福田紘大准教授(bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户)
「これからのエコ電気自動車系大会のあり方」 木村英樹教授?佐川耕平助教?福田紘大准教授(bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户)