社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験合格体験報告会を開催しました

健康学部健康マネジメント学科では3月15日に、社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験合格体験報告会をオンラインで開催しました。同日に両試験の合否が発表され、合格した1期生の中から5名が後輩たちに向けて勉強法などの体験談を語るもので、学生や教員約20名が参加しました。

当日は、舳松克代准教授の司会進行で4年次生が順番に体験談を報告。精神保健福祉士に合格し、春からは病院への就職が内定している高橋陽実さんは、「授業と卒業論文、国家試験の勉強をすべて同時に進めることは難しいと感じていたので、早めに計画を立てて、3年生の3月ごろから卒論を書き始めました。実際に試験勉強を始めてからは、一人で集中したいときは自宅で、情報交換をしたいときは大学で、と場所を変えながら取り組みました」と振り返りました。社会福祉士として児童相談所に就職予定の山口大樹さんは、「最初のうちは過去問を解くのも大変なので、1つの単元を7問解いたら復習し、また7問解くというようにして、わからないところはノートにまとめました。過去3年分の問題集を何回解いても95%正解できるようになるまで繰り返しました」と勉強法をアドバイス。社会福祉士に合格した多川茉優さんは部活動との両立を振り返り、「通学時間にYouTubeで解説動画を見るなど、少しでも問題に触れる時間をつくりました。病院志望だったので実際に見学に行きましたが、雰囲気の違いや自分に合うのかどうかを見極めることが大切です」と語りました。

社会保険福祉士と精神保健福祉士の両方に合格した堤晴月さんは、「大学で対策講座が開かれていたので、必ず参加して勉強する習慣をつけるようにしました。年末年始はやる気の下がる時期ですが、精神保健福祉士を目指すみんなとオンラインでつなぎ、問題を出し合って勉強したことは心の支えにもなりよかったと思います」とコメント。田村崇洋さんは単語帳を作って勉強した日々を振り返り、「大切なのは自分に合っている勉強法を見つけること。周りの話を聞いてあせることもあるけれど、自分なりの方法を見つけて頑張ってください」とエールを送りました。その後は3年次生以下の学生や教員から「資格を生かせる企業や法人を見ていますが、皆さんはどれくらいの会社を見て、実際に受けましたか?」「モチベーションを維持する方法やお勧めの気分転換などがあれば教えてください」といった質問が多く上がり、4年次生が経験を交えながら丁寧に答えていました。