健康学部健康マネジメント学科では昨年度の春学期から、健康や運動に関する知識と指導方法を専門的に学ぶ「運動指導勉強会」を毎週火曜日に開いており、4月16日に今年度のガイダンスを行いました。本学部は昨年度新設され、基礎的な授業が多いことから、「低学年のうちからより専門的に学びたい」という学生の声を受けてこの勉強会を発足。本学科の教員が専門分野ごとに講師を務め、学生たちは健康づくりのための筋力トレーニングやストレッチングなどの幅広い知識を深めてきました。今年度は26名の2年次生が参加し、5月からは1年次生も加わる予定です。
ガイダンスでは西垣景太准教授が春学期のプログラムを説明し、「今年度は4~5名のグループをつくり、自分たちでテーマと指導案を考えて勉強会に加わる1年次生を指導してもらう場を設けます。それができるようになったら次は学部のほかの学生たちや教職員を指導できるようになってほしい。昨年度同様、教員の指導を受けるインプットの時間もあるので、1年かけて築いてきた土台の上にプラスして学びを深めてください」と語りました。学科長の有賀誠司教授は、「学んだことを人に伝える中で、思ったようにできない場面も出てくると思います。それも経験ですから、どんどんチャレンジしてください」とコメント。勉強会で学生たちを指導する岡本武志講師と遠藤慎也助教もそれぞれ学生たちにエールを送りました。
その後、グループ分けをしてメニューづくりに挑戦。昨年度の本勉強会や授業で習ったことを生かし、さまざまな意見を出し合いました。歩き方はすべての基本であり、高齢者でもできることから「ノルディックウォーキング」をテーマにしたグループや、心理面からアプローチする「運動と心理」、イスやチューブを使ったトレーニングなどの案が上がりました。西垣准教授は、「最近はパーソナルトレーニングの施設が増えているので、ここで指導法を学び、資格を取得することでそれらの職業につくことも可能になります。健康学部ではさまざまな分野で学びを深め、将来の選択肢を広げてほしい」と語っています。