体育祭でのケガ防止に向けて健康マネジメント学科の遠藤助教が中学校で講演しました

健康学部健康マネジメント学科の遠藤慎也助教が9月30日に、秦野市立南中学校で講演しました。同校ではこの3年間、体育祭の練習や本番に大きなけがが増えていることから学校保健委員会での講演会を企画。依頼を受けた遠藤助教は、10月9日の体育祭に向けた練習初日に「ケガ予防のためのコンディショニング法を知ろう!」をテーマに講演し、全校生徒550名と教職員、PTA成人教育委員が聴講しました。

初めに「中学生で起こりえるケガの原因を知り、予防法を実践できるようになることが今日の目標です」と語りかけた遠藤助教は、ケガの種類や原因、中学生の体の特徴、骨の成長の仕組みのほか、予防のためのストレッチングも紹介。本学科の学生有志による運動指導勉強会「KEITH」のメンバーである吉川叡史さん(4年次生)もアシスタントとして登壇し、椅子に座った状態でできるストレッチングのデモンストレーションを行い、生徒も一緒に実践しました。遠藤助教は、「骨がもろくなればけがのリスクは高まります。カルシウムやビタミンD、Kを摂取するよう心がけ、日光をよく浴びることも大切です。ケガの予防には体を動かすだけでなく、食事や睡眠などの生活習慣も重要です」と多面的にアプローチすることの重要性を伝えました。さらに、専門であるコンディショニング科学の視点から、ストレッチング以外にも入浴や振動刺激など生活の中で実践できる方法や、万が一ケガをしてしまった際に行う救急処置法(RICE処置)について紹介しました。

遠藤助教は、「本学部開設から7年目を迎え、多くの先生方や学生が大学近隣のフィールドで積極的に活動し、種をまいてきたからこそ、こうした機会が生まれたと感じています。中学生向けの講演は初めてでしたが、勉強の合間にできるストレッチ方法や身長の伸ばし方など幅広い質問が挙がり、関心の高さがうかがえました。今後も学生とともにこうした地域での活動を展開していきたい」と話していました。