秦野市立大根小学校の児童を対象にした特別講義を実施しました

教養学部人間環境学科自然環境課程では10月21日に湘南キャンパスで、秦野市立大根小学校6年生の児童を対象にした特別講義を開きました。理科の教員を目指す学生を対象とした本課程の開講科目「教育総合演習」(担当教員:室田憲一教授、藤吉正明教授、岩本泰准教授)の一環として行ったもの。今回は6名の学生が講師を務め、「草木染」と「シカ」をテーマに2クラスに分かれて開講しました。

「草木染」のクラスでは、ビワとトウカエデの葉を用いてハンカチを色染めするワークショップを行いました。子どもたちは、葉の煮汁と焙煎液で白いハンカチを染める作業に挑戦。合間には、ビワとトウカエデの特徴や原産地などを学生がクイズ形式で教えました。「シカ」のクラスでは、秦野市の丹沢山地に生息しているニホンジカをテーマに、骨と角、皮を用意して生態を解説。市内の畑で起きている農作物の被害を紹介し、人間と野生動物の共存方法についても丁寧に説明しました。最後に学生が、「今日学んだことをきっかけに、皆さんが住んでいる秦野の自然環境について調べてみてください」と語りかけました。指導にあたった藤吉教授は、「本課程の教職課程を履修する学生は、中学校や高校の教職免許を取得するのですが、その前段階である小学校で子どもたちはどのようなことを学んでいるのか、何に関心を持つのかといった情報は、教員を目指す上でとても役立ちます。子どもが理解しやすい言葉の選び方、話し方も学べたと思うので、今回の経験を教育実習で生かしてもらいたい」と語っています。

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