熊本キャンパスの学生によるチャレンジセンター「先端技術コミュニティACOT」が9月20、21日に、福岡市の九州産業大学で開催されたETロボコン九 州地区大会に出場。チーム「東海どーかい!?」として出場したメンバー4名が、昨年度から新設されたアーキテクト部門で優勝し、11月19日と20日にパ シフィコ横浜で開催されるチャンピオンシップ大会進出を決めました。ETロボコンは、コース上のラインを読み取り、自動で走行する2輪車のプログラミング 技術を競うことなどを目的に毎年行われています。コースに特設したパフォーマンスステージでのアイデアや動きの完成度を競技するアーキテクト部門と、コー スの完走タイムを競うデベロッパー部門で争われました。
2チームが参加したアーキテクト部門で「東海どーかい!?」は、過去の全国大会でも優秀な成績を残している企業「株式会社福岡CSK」とチャンピオンシッ プ大会の出場権をかけて対戦。3Dプリンターを使い、2カ月ほどをかけてスペースシャトルをイメージして製作した機体で本番に臨みました。この機体は、特 設コースに配置した色を読み取り、その色に応じて音を出すことで走行中に「きらきら星」を演奏しました。コースの最後には、月をイメージしたガジェットを 配置。ゴールに近づくと月に旗が立つというパフォーマンスも披露し、安定性と観客を楽しませたアイデアが審査員から高い評価を得て、ポイント差をつけて勝 利しました。
メンバーの堀文哉さん(基盤工学部2年次生)は、「この部門は参加するだけでも入念な準備、高い技術力が求められるので、時間をかけて作業を続けてきまし た。機体とコース上に設置するパフォーマンスステージが完成したのは大会前日。間に合って本当によかった。チャンピオンシップの大舞台でも結果を残し、サ ポートしてくださった大学関係者の方々、応援してくださった多くの方々への期待に応えたい」と意気込んでいます。
なお、デベロッパー部門に参加した4名のメンバーによるチーム「ACOT」は、コースアウトによりリタイアしました。