情報通信学部通信ネットワーク工学科の学生2名が3月2、3の両日、学生や研究者を対象に沖縄コンベンションセンターで開催された「電子情報通信学会?情報ネットワーク研究会」で研究成果を発表しました。同学会の情報ネットワーク研究会とネットワークシステム研究会が共催するもので、情報通信技術などについて2日間で159件の発表がありました。
村山純一教授の研究室に所属する池田晃基さん(4年次生=当時)は、「情報漏洩防止のための高速ログトレース方式」をテーマに、企業ネットワークへ侵入したコンピュータ?ウイルスが機密情報を外部へ流出させようとするサイバー攻撃を瞬時に検知し、これを未然に防ぐ技術について発表しました。また、渡辺佑典さん(同)は「フローネットワークにおけるフロースクリーニング制御方式」をテーマに、企業ネットワークへのコンピュータ?ウイルスの侵入そのものを未然に防ぐセキュリティ?システムを、経済的に構築する技術について発表しました。
渡辺さんは、「2人とも初めての研究会でとても緊張しましたが、村山先生の丁寧なご指導のおかげで満足のいく発表ができました。卒業後はIT関連の職業に就くので、現場でこの学びの成果を生かし、少しでも社会に貢献できるよう力を尽くしていきます」と話しました。