8月23日から25日まで名古屋大学野依記念学術交流館で開催されたコンピューター科学と教育に関する国際会議「ICCSE2016(The 11th International Conference on Computer Science & Education)」で、情報通信学部情報メディア学科の山田光穗教授と同学科の学生、大学院情報通信学研究科の大学院生2名が研究成果を発表しました。
菅沼美由起さん(大学院情報通信学研究科修士1年次生)は、「Effect of Japanese utterance training using lip movement」と題して発表。本学の情報通信学部情報メディア学科と情報通信学研究科情報通信学専攻とが中心となり科研費の助成を受けて開発した発話トレーニングシステムを使い、アナウンサーが発声練習に使用する文章を用いて発話トレーニングの効果を検証し、その成果を発表します。
また、望月信哉さん(同2年次生)は、「Analysis of lines of sight while playing sport using a newly developed lines-of-sight analyzer」をテーマに発表。新しく開発した視線分析装置を用いて、野球競技中の視線の動きについて研究した成果を発表しました。丸山大岳さん(情報通信学部情報メディア学科4年次生)は、「An analysis of changes in attention based on miniature eye movements」と題して、注意して対象を見ているかどうかについて、静止物体を見るときに起こる小さな目の動きである固視微動に着目して調べる方法を発表しました。
学生らを指導する山田教授は、「審査基準の厳しいIEEE(米国電気電子学会)主催の国際会議に英語論文が採択され、今回、授業で学んだ英語力を生かして英語で立派に発表したことは、3人にとって今後の大変な励みになります」と評価。「彼らに続いて、チャレンジしてくれる学生が増えてくれることを期待しています」と話しています。