情報通信学部情報メディア学科の濱本和彦教授が、8月25日と26日に東京ビッグサイトで開催された「イノベーションジャパン2016」(主催:(国研)科学技術振興機構、(国研)新エネルギー?産業技術総合開発機構)に「歯牙状態診断支援システムに関する研究」を出展しました。このイベントは、大学と企業(産業界)のマッチング推進を目的として開催されており、今回は全国の研究機関から約540件の研究成果が出展されました。
濱本教授は、現在、歯科医療で広く用いられているレントゲン画像に処理を加え、虫歯(う蝕)が進んでいたり欠けたりしている場所をわかりやすく表示できるようにした技術を紹介しました。濱本教授は、「この技術を導入することで、医師がレントゲン画像からでは判別しにくい歯牙状態を確認できるほか、患者に歯牙の状態を解説しやすくなるといった効果が期待できます」と説明しました。
ブースには両日とも多くの研究者や企業の担当者が訪れ、技術相談や連携の可能性などについて濱本教授と熱心に意見を交換していました。なお、本学からは福田紘大准教授(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻)も出展しました。