情報通信学部経営システム工学科の小村和彦准教授の研究室では、12月7日から9日まで東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2017」に研究ブースを出展しました。この催しは環境関連ビジネスの創出や技術開発、自然と共生できる暮らし方の提案などを目的に毎年開催されているものです。小村研究室では環境問題などの解決につながるICT機器の活用法について研究しており、毎年同イベントに学生の日ごろの研究成果を発表するブースを出展しています。
5回目の出展となった今回は、農業や家庭菜園を営む人たち同士が情報共有をしやすくなるようさまざまな経験談などを共有できるアプリの開発や農作物を荒らす害獣対策に向けた映像監視システムの開発などの研究成果をまとめたポスターを掲出。小村准教授や学生が来場者からの質問に答えながら、研究に至った経緯やこれからの展望について丁寧に説明しました。小村准教授は、「学生には日ごろの研究を多くの人たちに伝える中で、コミュニケーション力を養ってほしいと考え、毎年出展しています。また学生が多くの企業や大学、研究機関のブースを周る中で研究室の中だけでは養えない知識や視野の広さを身につけることも期待しています」と話し、ゼミリーダーを務める吉田賢生さん(4年次生)は、「自分の研究を説明したり、質問に答えたりする中で今までには考えたことのなかった視点にも出会うことができます。将来社会に出てからも自分の研究や商品を説明する機会は数多くあると思うので、非常にいい経験になりました」と話していました。